襲滅天來
しゅうめつてんらい
台湾の人形劇「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。
プロフィール
人物
黒いフードをまとう魔人。一步蓮華が修行の際に、自身の邪念雑念を体内から切り離した悪の存在。外見は一步蓮華と似て、真逆な色合いとなっている。立場も善体と対立し、異度魔界に所属する。
生まれつき「佛魔雙極」の体質を持っており、仏教と魔族の技を同時に使いこなせる。外部の人間でありながら、異度魔界で一定の地位を築き、歴代の魔君をも認めた。九禍から異度魔界の兵権を譲り受けるまでに至った。
性格は狡猾で深謀遠慮。一步蓮華の「心の闇」と「人間らしさ」をそのまま体現しており、人間の私利私欲と、偽りの清らかさを嫌う。一步蓮華が仏教に対する惑いは、襲滅天來にとって憎悪の元となる。そのため、既存の宗教を廃して、新しい宗教を立ち上げることを最終目標にしている。伝統を改革し、言論と思想の統一を目指す。
経歴
生まれ
聖尊者の称号がなかった一步蓮華は修行の際に、悪念を切り捨てたことで生まれた。「襲滅天來」の名付けは、一步蓮華によるものである。当時は道教組織「玄宗」と「異度魔界」が大戦を行っている最中だった。一步蓮華と交戦して敗北するが、一步蓮華の慈悲で一命を取り留める。
大戦のあと、異度魔界に逃れた襲滅天來は、九禍により魔界に残ることが許された。恩返しとして、襲滅天來が魔界断層の接続に力を尽くす。その間に、吞佛童子と赦生童子の師匠になり、彼らに仏教の思想と僧侶の弱点を教えた。異度魔界に封印解除できる機会を作った。
関連リンク
- 公式人物資料(襲滅天來)※中国語