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概要編集

称号:魔之尊者(まのそんじゃ)


霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。

霹靂謎城」、「霹靂皇龍紀」では主要人物の一人として活躍した。


一步蓮華が仏になる修行の際に、自身の悪念を体内から出した悪の存在。

異度魔界での功績から、魔君の代理人という高い地位を持つ。狡猾な性格で、あらゆるところが一步蓮華と相反する。


プロフィール編集

性別
身分一步蓮華の悪体、異度魔界魔君の代理
初登場霹靂奇象 第34集
退場霹靂皇龍紀 第50集
根拠地六欲天地、火焰魔城
所属組織異度魔界(第二殿)
弟子吞佛童子赦生童子
上司九禍
部下黃泉弔命、西城風流子、玉蟾宮、月漩渦冷醉
その他一步蓮華(善体)
陣法輪迴之門、黃泉之門、四魅八縛陣

人物編集

黒いフードをまとう魔人。一步蓮華が修行の際に、自身の邪念雑念を体内から切り離した悪の存在。外見は一步蓮華と似て、真逆な色合いとなっている。立場も善体と対立し、異度魔界に所属する。


生まれつき「佛魔雙極」の体質を持っており、仏教と魔族の技を同時に使いこなせる。外部の人間でありながら、異度魔界で一定の地位を築き、歴代の魔君をも認めた。九禍から異度魔界の兵権を譲り受けるまでに至った。


性格は狡猾で深謀遠慮。一步蓮華の「心の闇」と「人間らしさ」をそのまま体現しており、人間の私利私欲と、偽りの清らかさを嫌う。一步蓮華が仏教に対する惑いは、襲滅天來にとって憎悪の元となる。そのため、既存の宗教を廃して、新しい宗教を立ち上げることを最終目標にしている。伝統を改革し、言論と思想の統一を目指す。


経歴編集

生まれ編集

聖尊者の称号がなかった一步蓮華は修行の際に、悪念を切り捨てたことで生まれた。「襲滅天來」の名付けは、一步蓮華によるものである。当時は道教組織「玄宗」と「異度魔界」が大戦を行っている最中だった。一步蓮華と交戦して敗北するが、一步蓮華の慈悲で一命を取り留める。


大戦のあと、異度魔界に逃れた襲滅天來は、九禍により魔界に残ることが許された。恩返しとして、襲滅天來が魔界断層の接続に力を尽くす。その間に、吞佛童子赦生童子の師匠になり、彼らに仏教の思想と僧侶の弱点を教えた。異度魔界に封印解除できる機会を作った。


善体を吸収編集

長い年月を経て、異度魔界の断層が完全に接続し、襲滅天來は自由の身となる。ありとあらゆる手段で一步蓮華を攻撃し、やがて吞佛童子に介して、一步蓮華を逆に吸収した。さらなる力を手に入れた彼は、九禍から兵権と魔君の代理人の肩書を得る。


権謀術数を巡らせ、武林の各勢力をせん滅していく。六禍蒼龍が台頭した頃、「三教靈玉」を巡って、紫耀天朝と激しい攻防を繰り広げた。三教靈玉を集めた瞬間、一步蓮華が生前に残した計に嵌り、少しずつ失脚し始める。


狼煙の果てに編集

失策により、襲滅天來は速戦即決の手段に出た。中原に出兵して、全面戦争の奇襲戦を仕掛ける。法門を滅亡に追い込み、中原に大きな恐怖を与えた。だが六禍蒼龍と決戦する時、吞佛童子らが先に撤退したことで、敵に包囲される。結果は重傷を負って、戦場から脱出。


包囲戦から脱出した襲滅天來は、吞佛童子の裏切りに遭い、七佛滅罪降魔陣に囚われる。一步蓮華の霊体、および吞佛童子と交戦し、弱点に突かれて敗北。最後は一步蓮華と再び統合して、輪廻に入り消滅した。


関連タグ編集

霹靂布袋戲 一步蓮華


異度魔界


吞佛童子 赦生童子


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