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「人類よ、汝らは尽力した。」

概要編集

霹靂布袋戲」の登場人物。「霹靂神州III之天罪」の主要人物の一人。


異度魔界の創始者にして天界第一の武神。破滅と再生を司る。

孤高な性格で、人間たちの争いを嫌悪しており、世界を滅ぼそうとしていた。


歴代霹靂シリーズの中でも最強の大魔王であり、主人公である素還真たちが暮らす苦境神州に一番甚大な被害をもたらしたキャラクターとして広く知られる。

プロフィール編集

性別
初登場霹靂神州III之天罪 第1集
出身六天之界
根拠地天魔池
身分異度魔界の創始者
組織異度魔界
部下斷風塵伏嬰師、渡天童、愛染嫇孃など多数

人物編集

棄天帝は元々天界の武神であった。しかし人類の私利私欲に嫌悪感を抱き、魔の道を進んで破壊神と化した。人間を滅ぼすべく、異度魔界を創造し、世界を作り変えようとしていた。


かつて銀鍠朱武の父親を乗っ取って降臨した。道境の玄宗と激しい戦いを繰り広げ、道境を滅ぼしかけた後、再び天界に戻った。


本編の最初は異度魔界最深部の天魔池に潜んでおり、異度魔君である銀鍠朱武を利用し、人間を操って苦境神州の支柱の四本のうちの二本を破壊させた。神州がバランスを崩し空間にゆがみが生じたところで、九禍が生んだ聖魔元胎を乗っ取って苦境に降臨した。


降臨後編集

強大な力を持つ棄天帝は中原武林に悪夢をもたらす。激しい殺戮を行い、多くの命を奪っていく。武林の強豪たち数人がかりで攻撃しても敵わず、戦いの中で命を落とすか、重傷を負うかという凄まじい被害が続いた。中原正道のみならず、銀鍠朱武の友人とされる異度魔界のメンバーも含め、数千もの滅境の邪霊なども彼の手によって殺された。


魔獣を放ち、魔将たちとともに最大規模の征伐を行い、やがて三本目の支柱まで潰した。遂に最後の支柱「磐隠神宮」に手を出す棄天帝だが、中原正道の人々の努力で策に嵌り、劍子仙跡ら三先天が全力を使ってようやく彼の肉体を壊した。


棄天帝が人界に現れるには聖魔元胎で降臨しなければならないため、新たな肉体として銀鍠朱武を乗っ取ろうとしていた。しかし銀鍠朱武の犠牲により、最後の聖魔元胎がなくなり、棄天帝の霊体もやむを得ず天界に帰っていった。


帰る直前、最後の神州支柱に深い傷を与えた。劍子仙跡佛劍分說は支柱を修復するため、しばらく磐隠神宮に留まった。また三本目の支柱を壊したことで、苦境と死国の境目を破り、死国が苦境に侵攻する最大のきっかけを作った。


白い棄天帝編集

棄天帝の本来の姿、天界最強の武神。苦境に降臨した姿の色合いと真逆であり、全身が白く、神聖な雰囲気を漂う。本編でこの姿を確認できるのは「霹靂神州III之天罪」前半のオープニングと「霹靂天啟」の第32話のみである。


余談編集

東離劍遊紀」の劇場版「Thunderbolt Fantasy 生死一劍」にもゲスト出演しており、声の担当は「霹靂布袋戲」シリーズの本編と同じく、口白師の黄文擇氏である。


関連タグ編集

霹靂布袋戲 異度魔界

ラスボス 武神 破壊神


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