CV:渡辺明乃
概要
魔術協会に情報を提供したり、報奨金を目当てに封印指定の魔術師を狩るフリーの魔術師(殺し屋)。画集にてショートヘアの銀髪と碧眼という出で立ちが明かされた。
アリマゴ島で出会った切嗣を引き取って補佐として使役し、また自らの「狩り」の技術を教え込んだ。彼が母のように慕った女性。異性として切嗣に惹かれていたらしい。
サキュバスを先祖に持ち、吸精を行い魔力を貯蔵することが可能。そういった手の薄い本が出る前に記述しておくが、切嗣には手を出していない。が、多少のセクハラはしていた模様。
アニメ版では、切嗣の切り札である「起源弾」を作ったのは彼女である設定。
死徒化の研究をしていた魔術師を追い、旅客機内での戦闘に辛くも勝利するが、他の乗客・乗員300名はすべて屍食鬼とされ、空飛ぶ死都となった機内に一人取り残されてしまう。彼女は生き延びるために飛行機を着陸させようとするが、切嗣は屍食鬼の上陸を防ぐため、対空ミサイルで旅客機を撃墜、彼女を殺害した。
その死に切嗣は「ふざけるな!ふざけるな!馬鹿野郎!!」と慟哭した。
彼女の最期に関する描写は原作ではなかったが、アニメ版では爆発に巻き込まれる際に悟った様な笑みを浮かべており、ファンの間ではその意図について議論が交わされている。
また、彼女が切嗣に殺害された19話の放送日は皮肉にも母の日であった。
能力
魔術的な能力については先述の通り。
標的の魔術師を仕留める上で銃器や爆発物の使用を辞さないなど手段を選ばず、魔術師が関知しづらい近代戦術理論や科学的分野の見地から意表を突くことにも長けるなど、切嗣の「魔術殺し」たる手法のルーツは彼女にあると言っていい。