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概要

SCEIのゲーム『サルゲッチュ』を題材とした4コマ漫画で、正式タイトルは『サルゲッチュ ウキウキ大作戦!』。作者はオレカバトルのコミカライズも担当している後藤英貴。月刊および別冊コロコロコミックで連載された(月刊での連載期間は1999年6月号から2011年10月号までだったが、2000年4月号から2001年2月号の間はクラッシュ・バンティクー連載の為休載)。

単行本は当初、通常のコロコロ単行本よりサイズ大きめでカラーページを収録した「てんとう虫コミックススペシャル」レーベルで5巻まで刊行されたが、サイズが特殊だと他の単行本と並べて置くことができないという書店側の事情や、作者のパソコンの故障によるカラーページデータの消失もあり、6巻以降は単行本タイトルを『サルゲッチュ』に改め巻数を1巻から仕切り直し、通常のコロコロコミックスレーベルにて9巻まで刊行された。

単行本でのタイトル変更後もコロコロ掲載時のタイトルは引き続き『ウキウキ大作戦!』が最終回まで使われた。

登場キャラクター

人間サイド

カケル

原作の初代主人公で、この漫画の初代主人公。

ヒカル登場以降は彼に主役の座を譲り、出番が減少するが、以降も特別編等では主役を務めることがあった。

ヒカル

「サルゲッチュ2」の主人公でこの漫画の2代目主人公。

しかし、ピポサルにいつも振り回されており、カケル共々出番が無い回もあった

ピポッチ

「サルゲッチュ2」に登場したヒカルの相棒の赤ちゃんピポサル。

ピポサルではあるが、人間の味方なのでこちらに記述。

ハカセ

ピポヘルの開発者その人。ガチャメカや自動ロボットを発明しているが、役に立たない事が多く、カケル達に全財産を巻き上げられたこともある。女好き。

ナツミ

ハカセの孫。悲鳴を上げたり、ウェイトレスを勤めることが多い。

チャル

アンドロイド。ニュースキャスターやアナウンサーを担当。作中では名前が一切表示されず、最終巻で名前が表示されるも、「キャスターサル」と誤表記されてしまった。

ヒロキ

カケルの友達で、ライバルでもある。

本作ではしょっちゅうみんなにその存在を忘れられるキャラになっている(但し、カケル達を差し置いて登場した回も数回あった)。

サトル

「サルゲッチュ3」の主人公。

「3」を題材にした特別編(4コマではなく、普通の漫画形式)2本で主役を務めたが、以降はモブキャラとして数回登場するにとどまった。

サヤカ

「サルゲッチュ3」のもう一人の主人公。

サトルとは異なり、特別編には登場しておらず、雑誌掲載時に彼女が登場した回が全て未収録になってしまった為、コミックスで一度も登場する事はなかった。

ピポサルサイド

ピポサル

ピポヘルを被り、頭の良くなったサル。

原作の主役であるカケルやヒカルをさし置き、本作で最も出番の多いキャラであり、本作の真の主役といえるキャラである。

忍者、アフロなど様々な種類のサルが存在する。

スペクター

ピポサルのリーダー。世界征服という野望をもつ。

本作ではピポサルに次いで出番が多いが、悲惨な目に遭わされる事も多い。

原作通り特殊な形状のピポヘルを被っているが、ピポサル達の間ではふんどしとして使用されていた。

ウッキーファイブ

「サルゲッチュ2」より登場したピポサル5人衆。本作では「2」のデザインで登場(一度だけ「サルサル大作戦」のデザインで登場した事がある)。

ウッキーレッド

ウッキーファイブのリーダー。強烈なオナラが武器だが、ゴーグルが外れると目が見えない弱点がある

ウッキーブルー

原作同様素早い足が武器で、それを利用したギャグが多い。

高いカリスマ性を誇り、人間の女性からもモテる。

ウッキーイエロー

肥満体型のサル。ヒカルだけでなくカケルやサトルも好き。スープの出汁にされる等で激痩せしたがすぐに何事もなかったかの様に元の体型に戻っている。

ウッキーピンク

ウッキーファイブの紅一点。原作同様二重人格の持ち主で、ブスというフレーズに異様に反応する。カードゲームによるとパワーは9兆を誇るらしい。

ウッキーホワイト

発明担当。しかしハカセ同様役に立たない事が多く、逆に発明に夢中になって感電死した事があった。因みに幼少期はスペクターそっくりだった。

さまざまなピポサル

前述の通り、ピポサルには原作同様さまざまな種類のサルが存在する。その一部を紹介する。

サルサルマン

スーパーマン風のサルで、ピポヘルに「S」の文字が書かれている。

一応正義の味方らしいのだが、失敗ばかり。

忍者サル

忍者の格好をしたサルで、分身の術をはじめ様々な忍術を使う。「2」まではピポヘルに「忍」の文字が書かれており、衣装もオリジナルの物になっていた。

アンサールズ

「サルゲッチュ3」のCMに出演した芸人アンガールズがモデルのサルで、とても身長が高い。

子供時代は普通のサルと同じ高さだったが、テナガザルだった。

アフロサル

アフロがトレードマークのサル。ダンスが得意。大きなアフロをネタにされる。

殿さまサル

殿様の格好をしたサル。「けらい」(家来)サル(カゴかつぎサルとも呼ばれる)を従えている。

カニサル

カニの着ぐるみを着たサル。カニだけに横歩きしかできず紙や紐を切ったり食材にされている。

テナガザル

その名の通りのテナガザル。

基本的に腕が長いことを除いては、普通のピポサルと変わりないが、ある回では他のサルと肌の色が違ったことがあった。

ピエロサル

ピエロの格好をしたサル。サルたちで水泳対決したときは、プールのレーンで綱渡りしてしまい失格となった。

ゾンビサル

ゾンビの見た目をしたサル。後期に活躍。

彼が映った写真は心霊写真になってしまう。

その他のキャラクター

バナナちゃん

ゲームには登場しない、漫画オリジナルキャラクターであるバナナの女の子。オチのコマで登場する事が多い。

後藤英貴

作者その人。基本的には単行本書き下ろしの「おまけまんが」(作者の近況報告的な漫画)に登場するが、まれに本編にもモブキャラとして登場する。

他作品のキャラクター

混浴に入っていたキャラクター

新3巻の混浴の話のオチにおいて、当時のコロコロ連載作品のキャラが何人か登場した。

じーさん絶体絶命でんぢゃらすじーさん

ケシカスくん

木下ベッカムペンギンの問題

孫悟空…西遊記ヒーローGO空伝!

天童星…推理の星くん

小タマ…コロコロ漫画大学校(新人漫画家向け育成コーナー)の当時のキャラ

余談

小学館から発売されたサルゲッチュの攻略本に本作のカラー4コマが掲載されることがあった。

サルゲッチュ2のコレクション要素のひとつである4コマ漫画の中には、本作の描き下ろしカラー版も数本収録されている。

月刊コロコロ2007年5月号で行われたコロコロ創刊30周年記念銀はがし懸賞の商品として、当時の連載陣のサイン入りDSライト(各作品から1台ずつ)、サイン入りWii(全連載陣のサイン入り)が登場したが、ソニー原作である本作は唯一未参加で、代わりに当時短期集中連載中であった、劇場版ポケモンディアルガVSパルキアVSダークライのコミカライズ版が参加した。

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