概要
デスラー戦闘空母とは、旧作『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』に登場するガミラス帝国軍正式空母のうち、デスラー総統が旗艦とした空母である。
全長 | 200m |
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全幅 | 32m |
基準排水量 | 42000t |
武装
3連装フェーザー光線砲塔 | 8基 |
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3連装ミサイル発射管 | 4基 |
無砲身連装フェーザー光線砲塔 | 4基 |
無砲身多連装フェーザー光線砲 | 2基 |
多連装ミサイルランチャー | 2基 |
下部多連装ミサイルランチャー | 2基 |
デスラー砲 | 1基 |
『宇宙戦艦ヤマト2』において白色彗星帝国に身を寄せたデスラー総統は各星系に派遣していた艦隊を糾合、ヤマトに復讐の戦いを挑んだ。
このとき集まった艦隊のうちにガミラス・グリーンの戦闘空母が1隻含まれていたが、ヤマトとの戦いに敗れ、エンジンを損傷、かろうじて戦線から離脱した。
その後、座乗艦・新デスラー艦を失ったデスラー総統は古代進と森雪の間に愛があることを感じてヤマトへの遺恨を水に流し一時的に三段空母に移乗、ガミラス人が生きていく星を探すため、艦隊を率いて戦線から去っていった。
『宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』においてデスラー艦隊の旗艦は赤いデスラー戦闘空母となっている。前述の戦闘空母を補修し塗装しなおしたものかは不明。
宇宙を放浪するデスラー艦隊は生まれ故郷のガミラス星が暗国星団帝国の資源掘削船団に荒らされていることを知り激怒し船団を殲滅、
が、この攻撃が仇となってガミラス星は爆発、双子星のイスカンダル星は互いを支えあっていた重力を失い暴走を始める。
この緊急事態にデスラー総統はイスカンダル星を追いつつもヤマトに救援を要請、スターシャ(と古代守)に艦隊に避難するよう告げるが、スターシャはデスラーの好意に感謝しつつも星と運命をともすることを選びこれを拒否。
しかし、その間隙に縫うようにデスラー艦隊は暗黒星団帝国の艦隊に襲われ、ヤマトと合流するまでに旗艦と三段空母1隻を残し全滅してしまう。
この後も、ヤマトとデスラー戦闘空母、三段空母の計3隻は暴走するイスカンダル星を追うが、新たな敵として自動惑星ゴルバが現れる。
ゴルバを相手にデスラー戦闘空母と三段空母は戦いを挑むが、三段空母は轟沈、デスラー戦闘空母も最後の切り札・デスラー砲を放つものの、ゴルバの4次元フィールドによって防がれてしまう。
ゴルバの強大さになす術のないヤマトをしり目にデスラー戦闘空母はゴルバの主砲口に突っ込み、デスラーは古代に波動砲で自分ごと撃てと叫ぶ。
このとき、デスラーは「私はスターシャを愛している」と告げ、古代がためらいつつも波動砲の照準をデスラー戦闘空母に合わせたとたん、スターシャの制止がヤマト・デスラー・ゴルバの三者を止める。
スターシャはゴルバにイスカンダル星の資源を引き渡すこと約束すると、守に大事なものを託して逃がしたのち、星とともに自爆して一生を終えた。
愛する人の死にデスラーは絶叫するが、すぐに為政者たることを思い出し、デスラー戦闘空母1隻で果てしない旅に出ることとなった。