概要
白亜紀前期のオーストラリアに生息していたメガラプトラに属する獣脚類。
学名に用いられている「rapator」とは「違反者」の意味とされるが不明。
発掘された化石はごく僅かで、前肢の一部などのみが知られている。
特徴はコエルロサウルス類のものと近く、ティラノサウルス上科であるという説を裏付けるものとされることもある。
より多くの部位が見つかっている近縁種との比較からの推定では、全長9mに達した可能性がある。
化石が部分的である故に、種としての区別が難しいため、アウストラロヴェナトルやワルゲットスクスらと同種としてあつかわれることもある。しかし、生息していた時代的にアウストラロヴェナトルとは別種である可能性が高いと考えられている。