概要
「もういい!セルマックスを起動する!」とは、ゲーム作品「ドラゴンボールザ・ブレイカーズ」に登場するマゼンタのセリフ。
サバイバーを殲滅できないガンマ1号とガンマ2号に痺れを切らし、セルマックスの起動を強行する際に放ったもので、その後のやり取りも含むネタである。
セリフ全文
マゼンタ「もういい!セルマックスを起動する!」
ドクター・ヘド「馬鹿なことは——」
『パァッン!!』(銃声)
ガンマ2号「博士!!」
(ヘドを救援しに退却する二人)
マゼンタ「ヌッフフフフ…!」\カーン!/
(基地の扉から出てきてポージングするマゼンタ)
問題点とネタ扱い
一連のやり取りは序破急が妙にちゃんとしている点とマゼンタが登場時にマッスルポーズをする絵が少しコミカルなくらいで一見しただけではそこまでおかしなシーンではないように見える。
ならなぜネタになっているかというと、それはマゼンタの性能が低すぎた上にゲームの仕様と致命的に相性が悪く、ゲームバランスが取れていないという理由である。
まず「ガンマ1号&ガンマ2号」は総合的に見ればとても高性能なレイダーで、レベル3の状態でもサバイバー達を全滅させることが十分可能である。
しかし、試合開始から一定時間が経過している状況で、超タイムマシーンが現れているという条件を満たすと、上記の掛け合いとともにレベル4レイダー「マゼンタ」に強制交代する。
ただしこのマゼンタは非常に性能が低く、ほぼ戦闘力5。しかもやられると敗北してしまう。
一転してレイダーとサバイバーの立場が逆転。言ってしまえばこのレイダーに意図的に作られた弱点といえる。
なのでレイダー側プレイヤーはマゼンタを操作してサバイバーに見つからぬよう、スキルを活用して隠密行動しセルマックスのいる基地へ辿り着かなければならないのだが…。
マゼンタ登場を出待ちしているサバイバー
グラップリングより遅いジェットパック
短すぎる光学迷彩
どういう事かというとマゼンタが出現する基地が最初にレイダーが出現するエリアになっているので簡単に基地が分かってしまうという致命的な仕様があるのだ。
加えて逃走する能力も乏しいという有り様。言うまでもないが殺意全開で追ってきた頭サイヤ人のサバイバー共を相手にして逃げ切るのは難しく、結果集団リンチされてしまう。
この悲しい光景は「親父狩り」と揶揄される羽目に…。
もっとも、もしもセルマックスを起動までこぎつけたとしても、その間サバイバーは超タイムマシーンを操作すること可能なので、加速されそのまま負けてしまうこともある。
なのでマゼンタの低すぎる性能は無視された場合も敵に貴重な反抗手段を与えてしまう。
そんな理由がありマゼンタはプレイヤーから負け筋おじさんと呼ばれてしまうようになった。
ということで上述した一連の流れはプレイヤー目線から解釈すると
・「もういい!」と大口叩いてしゃしゃり出るも全て台無しにする負け筋おじさん
・「馬鹿なことは」とレイダー側プレイヤーの心境を代弁するヘド
・上手い試合運びをしたのにおじさんに壊されるガンマ1号&2号
・参戦したら超タイムマシーンに着地狩りされ、とばっちりで消滅するセルマックス
という笑えるのに笑えないシーンのようになってしまったのだった。
マゼンタ「そんなぁー!!」
そして勝ち筋おじさんへ…
しかし!アップデートにて
「マゼンタの襲撃位置がランダムに変更」
「起動キーの納品のメリットの向上(超タイムマシーンの速度ボーナスの減少など)」
「セルマックスの基地の出現位置がレベル3の進化ゲージの量によって近くなるよう変更」
などの変更がなされてリスクが大きく軽減、かなり強化された。
特にレベル3の時の進化ゲージがマックスの場合、セルマックスの基地がジェットパック1回で着けるほど近くなったのは大きい。
依然として戦闘力5である点は変わらず完璧に補足されると厳しい点は相変わらずだが、親父狩りに遭う頻度は減少した。
これにより、マゼンタは負け筋おじさんではなく、セルマックスを起動できる勝ち筋おじさんに変わったのだ!
マゼンタ「レッドリボン軍の復活は近いぞぉー!」
余談
ちなみにガンマ1号&2号がやられてしまった場合も、撤退する二人に業を煮やしたマゼンタが交代するのだが、その際のセリフは「こうなったら!セルマックスを起動してやる!」と少し異なる。