概要
オーストラリアの白亜紀前期グリマンクリーク層から産出している獣脚類。
発見部位は遠位尾椎一個。
現在では単独の尾椎から属単位で分類を同定することはほぼ不可能であると考えられており、分類群を確立する上で貧弱であるとして疑問名になっている。
このため、獣脚類であることはわかっているが、それ以上の同定は事実上不可能。
白亜紀の地層からは鳥嘴類よりも基盤的な獣脚類(コエロフィシス、ディロフォサウルスら)は知られていないため、暫定的に鳥嘴類に含められる。
同層から産出しているメガラプトラのラパトルと同一であるという説があるが、ラパトルの発見部位は左親指の中手骨のみであるため、重複部位がなく比較することができないため、関係は不明。