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滝田星の編集履歴

2021-11-22 00:32:50 バージョン

滝田星

たきたせい

pixivユーザー「S.SHIMIZU」氏の作品「ヨゾラノ星」に登場する主人公(キャラクター)。

概要

昭和7年(1932年)9月15日生まれ。兄家族と一緒に広島県の快田(モデルは海田町)に住み、広島市皆実町にある広島光明高等女学校(架空の女学校)に通う。


性格は明朗活発な性格で、誰とでも仲良くなれる一方で、お転婆っぷりから周りを振り回してしまうことも。一方で辛い時もカラ元気で乗り越えようとするがすぐ見破られ、感情を露わにすることも多い。


経歴

被爆前

1歳の時にその後父・精作が借金を作って蒸発し母親が倒れ、血が繋がっている兄・精一郎は自暴自棄になり自殺も考えるが星空を見て留まり、祖父が残した遺産をもとに代々付き合いのある大畑家の介入で借金が帳消しとなり事なきを得る。母親は3歳の時に死去したがこの時大畑家の娘・松子と精一郎が結婚し母親代わりとなり、その後甥となる時生と姪となる光子が誕生している。


上述の序章から12年後、星は13歳となり光明高等女学校1年3組生となる。性格の相違で級長の火神礼子と対立するも広島駅での空襲で礼子を助けたことから仲直りし、また東京から越してきた伯爵令嬢の白鳥雪恵ともすぐ打ち解け、学級内で浮き気味の雪恵をサポートする。このように周りとすぐ仲良くなる一方で、戦時中の統制(白セーラーが着れない、野外活動で授業がまともに受けられない)という葛藤を抱えるも明るく振舞う日々を送る。


1945年8月6日

広島市の鶴見橋付近で他の1年3組生と建物疎開中に被爆。爆心地から約1.3kmの地点で、他の1年3組生は先生を含め大火傷や裂傷を負うも星だけは左頬の火傷だけで済む。これは当日朝に姪の光子が藍染めの夏服を鋏で切ってしまい、代わりに松子が光明高等女学校時代に着ていた白いセーラーをこの日だけ着て行ったこと(これにより白服が熱を反射して体に火傷を負わなかった)、さらに直前に瓦を落としてしゃがみ、爆心地側から礼子が覆いかぶさるように駆け寄ったことから陰になった功を奏した結果となった(代わりに礼子は熱線を

受ける形となり、黒焦げで即死)。


その後裂傷でボロボロになった雪恵を連れて逃げるも、途中雪恵が倒れ解放のため一時その場を離れようとした時に雪恵は火に巻かれ死亡。ショックを受けながらも星自身はどうにか火から逃れられ、さらに快田方面へ向かうトラックが走っているということで東錬兵場へ向かう。途中炊き出しの支援を受け、また猫を拾いながらながら東錬兵場に到着。当初は伍長に乗車を拒否されるも抵抗し、伍長の部下の同調や上司の進言もありどうにか快田へ行くことができた。


一方貴重品の避難のため広島市内から35km離れた向原にいた精一郎は広島がやられたという報告を受け、急いで帰還。快田の学校に向かい星を探すも避難者の惨状や日が落ちてきたことから見分けがつかずその場を立ち去ろうとしたが、星も精一郎を見つけ、最後の力を振り絞り兄を呼び、それに気づいた精一郎によって無事連れて帰ることができた。


再登校まで

家に戻った星は治療を受け始めるも隣に住む新太郎によって幼馴染の二木悦子が8日に死亡したことを聞かさる。また暫くして火傷した左頬がケロイド状となり、自分の変わり果てた姿を見てショックを受ける。さらにどうにか学校へ向かえるようになるも車内ではその容姿から「お化け」「ピカの毒が移る」という差別を受け、それでもどうにか学校にたどり着くも悦子だけでなく1年3組生全員が死亡したことを聞かされる。


このような状況から星の心は荒み、さらに建物疎開を命じた陸軍大尉・奥田栄吾との再会や雪恵に似た娼婦・黒田夕子によって現実を突き付けられた星は何もできなかったことを悔やみ感情を爆発させてしまう。さらに礼子の父・厳造の訪問で自暴自棄になってしまい、これによって不登校となったばかりか家族にもあたるようになり、家庭崩壊寸前まで陥ってしまう。


しかし改組で星のクラスになった1年西組の担任・藤巻平をはじめとするクラスメイトの努力や自分が母親代わりにならないといけないという義姉・松子と差別を許さなかった時生の振る舞い、何より不登校を知りながらも「どうあろうと星は星」と諭した精一郎の話を立ち聞きした星は自暴自棄になっていた自分の愚かさを感じ、翌日再び家族と打ち解け、学校へ通うようになった。その後夕子や栄吾とも打ち解けるようになり、最後は悦子の家を訪れ仏壇に手を合わせ、誠一郎と一緒に帰路星空を見るところで第1部は終了する。


ヨゾラノ星2

上述から約1年が過ぎ、3年生になった星は背が伸び、左前髪で左頬を隠す容姿となっている。また夜に散歩することが日課となっている。

途中のため、詳細はヨゾラノ星2にて。


関連項目

ヨゾラノ星 ヨゾラノ星2

勝子はだしのゲンのキャラクター。被爆後の容姿が似ており、作者のS.SHIMIZU氏自身がはだしのゲンを参考にしている部分もあることからモデルであることが推測されている。

山口星奈お嬢様特急のキャラクター。被爆前の容姿が似ているとされていることから第一話にタグ付けされている。

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