「俺はいつでもトップだった。出世でも誰にも負けなかった! それが、ソルブレインの隊長にはなれなかった。全ての面で俺より劣っているお前によって俺のプライドはズタズタにされてしまったのだ。貴様と正木だけは生かしておくわけにはいかんのだ!」
演:春田純一
概要
第8話「消えた強化スーツ」で登場したゲストキャラ。
元関東管内警察局幹部であり、近々警察を辞めて父親の会社で副社長を務める予定のエリート。
劇中では、ソルブレイン隊長候補だった部下の岡山守がソルブレイン隊長に選ばれた西尾大樹に難癖をつけた際には岡山を諭しつつも大樹を擁護する等、人格者として振る舞っていた。
だが、実は笹本自身もまた元はソルブレイン隊長候補で正木俊介の補佐をしていたが、最終選考でキャリア組の自分ではなく格下の大樹が隊長に選ばれた事で正木を憎悪するようになり、ソルブレインに対する復讐のために廃棄処分される予定のソリッドスーツの試作品(以下プロトスーツ)を盗み、自らプロトスーツを装着して正体を隠しながら正木や樋口玲子を襲撃していた。
ちなみに岡山は前述の人物像が原因で犯人と疑われたが、アリバイがあったためにすぐに容疑が晴れていた。
劇中の行動
当初はボイスチェンジャーの電話でソルブレイン本部を挑発しながら自身の勤め先とグルになってアリバイ工作を行なっていたが、大樹達の活躍で犯行がバレた途端に「決闘に応じない場合は無差別殺人を行う」と電話で大樹を呼び出し、ソルブレイバーに変身して隠れ家の工場に来た大樹に犯行の理由を問い詰められた際には上記の台詞で積年の恨みをぶつけながら攻撃を仕掛けるのだが、途中で装着限界に達して戦闘の余波で工場が崩壊してしまい、自分が始末しようとした大樹に命を救われながら生還。
直後に大樹が危険を省みずに工場に閉じ込められた女の子を救助した際には反省の色も無く「馬鹿なヤツだ、こんなくだらん事に命をかけて!」と大樹を嘲笑したが、その様子に激怒した正木に殴り飛ばされてしまう。そして……
「恥ずかしいとは思わんのか、お前ほどの男が。常にトップに立ち、上からしか物を見れないお前にはわかるまい」
「どんなに小さく弱い命でも自分の力が続く限り、救おうとするソルブレイバーの心と勇気。それこそがソルブレインの隊長の最大の条件であり、私がお前を隊長の座に据えなかった最大の理由だ」
……と、正木に一喝された事で力尽きたように泣き崩れてフェードアウトした。
その後は現行犯で逮捕されたと思われる。
関連タグ
マッドギャラン、ドクター・プロスペクト:中の人&特撮悪役繋がり。
セイギ、コマンダー・ドーパント:挫折して犯罪者となった警官繋がり。