概要
ツングースカ大爆発は、1908年6月30日7時2分(現地時間)頃、ロシア帝国領中央シベリア、エニセイ川支流のポドカメンナヤ・ツングースカ川上流北の上空で起こった爆発である。
その威力たるや広島原爆の185倍に達している。
東京都ほどの面積の樹木がなぎ倒される被害が発生し、また数夜にわたって爆発物が気化して夜に輝き、ロンドンに至るまで夜が明るかったという記録が残っている。
幸いなことに僻地であったため、死者は確認されていない。
(ただし爆発が凄まじすぎたために巻き込まれた者を確認できなかった可能性はある)
当時はロシアもロシア革命間近で国内が混乱していたため調査自体がほとんど行われず、長らく爆発の原因は謎であった。
現在は隕石が上空で爆発したことによるという説が有力である。
余談
一応、現代の核兵器ならば、この爆発に匹敵する威力の爆発を起こすこと自体は可能である。
実際、史上最大威力の爆弾であるロシアの核兵器・ツァーリボンバは広島原爆の3300倍ほどのエネルギーを放出している。
しかし、1908年の時点では当然地球上に核兵器などは存在していない。