声:クリステラ・アロンゾ(原語版)
松岡茉優(吹き替え版)
「私と一緒に変わるのよ!」
概要*
“人生の岐路”に立つマックィーンの運命の鍵を握る新たな相棒
ライトニング・マックィーンの相棒となる女性レーサー。彼に憧れを抱き、レーサーになる夢を持っていたが、諦めた過去がある。
「怒りは力に変わる」というモットー(?)を持つ。
最新の技術を持ってして生まれたレースのトレーニングマシンで特訓をマックィーンに勧めた人物。
ハミルトンという、スピード計測などができるAIを搭載している。
作中の活躍
ジャクソン・ストームら新世代のレーサーたちが一度に登場し、新型車としての最新テクノロジーや若さ故の体力差に圧倒されるようになる中、あるレースで焦りのあまりクラッシュし負傷してしまうマックィーン。
修理と静養は無事に完了し新しいレースの仕方を模索する事になった矢先に、ラスティーズが新しいオーナーに買収された事で新設のトレーニングセンターと若い女性トレーナーとしてマックィーンに紹介され、出会いを果たす。
しかしクルーズの組むメニューは専ら理屈によるイメトレやエクササイズ、トレーニングマシンに終始したものばかりで、実戦派であるマックィーンには馴染めないものばかりであった。
海岸でのトレーニングで実戦やダート走行の経験のないクルーズはマックィーンに逆にレクチャーされたり、特訓の一環として観に来たが予想と違ったので帰ろうとしたものの手違いで2台で参加させられたバトルロイヤル型式の8の字レース「クレイジー・エイト」で終始面倒を見させられた上にマスコミにバレた事などから嫌気を差すようになり、マックィーンから怒りをぶつけられる。
だが元々はマックィーンに憧れてレーサー志望だったものの、挫折してトレーナーに転向したという過去を吐露。マックィーンとの壁も無くなってゆく。
(クルーズいわく「小さい頃、毎日お小遣いを貯めてレースを観に行って、必死にトレーニングをしたけど『女性がレーサーなんて』と言われ、諦めてトレーナーになった(要約)」とのこと)
その後今は亡きドックの故郷へ赴き、彼の旧友である元コーチ·スモーキーやルイーズ・バーン・ナッシュをはじめとしたレジェンドのレーサーたち大ベテランからスピードに頼らないスキルと経験を活かした走り方をマックィーンと共に教わる。
「トレーナー」から「レーサー」へ
そして因縁のあるストームも参加するフロリダのレースに出場したマックィーンは順調なペースを稼ぐが、御役御免ばかりとオーナーから帰社を命じられてしまう。
とぼとぼと帰路に付いていたその時、マックィーンから呼び戻される。
突如施されたペイントと「95」のナンバー。そして、赤いレースタイヤ。
そう、マックィーンはリレーを渡す形でクルーズをレースに参加させたのだ。
旅を通して彼女のレーサーとしての素質に気づいていたマックィーンは、ドックや大ベテランたちから教わったスキルや自身の経験を的確に指示し、実戦に不慣れなクルーズをサポート。
実戦には素人同然のクルーズが追い付いてくるのを不快にみたストームが巧みにクルーズを不安にさせることを発言。クルーズのペースとスピードも落ちていくが、マックィーンの激励で励まされる。
「君はレーサーだ。僕は信じてる」
自信を持てたクルーズはストームの真後ろにぴったりと追い付き、最終ラップまで走りまくった。
先程とはうってかわって自身のモットーを交えつつ、ストームを追い詰めてゆく。
が、自分が焦っていることを突かれたストームに壁に挟まれてクラッシュさせられそうになるも···
自分をレーサーだと言ってくれた車の師匠の秘伝の技である横宙返りで脱出、見事1位のフィニッシュラインを切った。
幸運にも大会の規定でリレー出場はマックィーンの優勝としても扱われる事になり、現役続行も決まった。
その後2人の会社はマックィーンの長年の友人・テックスが社長を務める大手石油会社「ダイナコ」に買収され、クルーズは専属のレーサーとしてドックのナンバーであった51番を、マックィーンはドックから受け継いだファビュラスペイントを背負い 、レーサーを続けながらクルーズのコーチとして新たな生活を始める事となった。
2人の新たな姿
その後のワンシーン
余談
クルーズがエクササイズに使った曲「Bouje」は、実際に現実のフィットネスでも使われている。