「じゃあな、おっさん!」
CV 英語:アーミー・ハマー
日本語版:藤森慎吾
概要
『カーズ/クロスロード』に登場するディズニーヴィランズ。
黒と青い車体の男性レーシングカーで、新世代レーサーの1人。
同年代の若手たちと同様空力重視の低く角張ったフォルムである。
確かな才能はありながらかなりの自信家で、自身のレースチームの仲間をぞんざいに扱わないものの、実力を鼻にかけたその姿はルーキー時代のライトニング・マックィーン以上に不遜な態度と言葉遣いが目立つ。
表向きはマックィーンに敬語を使うなど憧れている素振りを見せるが尊敬の念を持たず、遠回しながら彼を侮辱している。
その一方で驕り高ぶった性格故に、自分が挑発し返されるなどしてプライドを傷つけられると己を律しきれなくなる。
そして精神的に余裕がなくなると、かつてのチック・ヒックスの様な卑劣な手段(バンプによる妨害)も厭わなくなるなど、本質的には非常に器の小さい男である。
最新設備によるバーチャル空間でのシミュレーション訓練を重ね、最も効率的な走行ラインを維持することを得意とする。
新技術がレース界に革新をもたらすと信じ、マックィーンを始めとした旧世代のレーサーたちを見下している。
しかしその走りは生まれ持ってのテクノロジーや体力、チームからのデータに頼ったものであり、経験不足でトップスピードの維持以外の技術に秀でておらず、前述の性格もあって想定外の逆境に弱い。
終盤のマックイーンが雪辱と引退を賭けて出場した「フロリダ500」での開幕戦にて、マックィーンの代走としてクルーズ・ラミレスが途中参加すると、初めは正式デビューもしていない女性レーサーと完全に見くびり馬鹿にしていた。
ところが3位に上がった事に癇に障ったのかわざわざ減速して挑発し心を砕こうとしたが、マックィーンに集中力をなくしている事を見破られて失敗。
2位に上がったクルーズに逆にからかわれた事に怒り狂い、壁にぶつけてクラッシュさせようとしたが、彼女の師匠の師匠にあたるドック・ハドソンの得意技だった宙返りでかわされながらゴールされ、優勝はリレー出場したマックイーンとクルーズに持っていかれるという屈辱的な敗北を喫した。
さらに皮肉な事に、ゴール後は姿を現さず反省や改心をする様子も描かれなかった。
余談
日本語版の声を担当した藤森慎吾氏は、自身のキャラクターであるチャラ男要素を完全に封じて臨んだようである。
またディズニー映画作品への出演はライアンを探せ!以来だが、相方なしでの単独かつピクサー作品への出演は本作が初となる。
関連イラスト
関連項目
カーズ カーズ/クロスロード NASCAR ディズニーヴィランズ
ライトニング・マックィーン:ライバル
クルーズ・ラミレス:新たなライバル
ジャクマク:マックィーンとの腐向けカップリングタグ。
ジャクソンストーム:表記揺れ。