プロフィール
誕生日 | 8月23日 |
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血液型 | O型 |
身長 | 150㎝ |
概要
犬塚露壬雄の同級生であるダリア学園の女子生徒。
ある事情で休学していたが、高等部1年次の冬期休暇明けに復学。黒犬寮と白猫寮の分断を掲げて監督生選抜に名乗りを上げ、露壬雄と監督生代表の座を争う。
人物像と境遇
実は東和民の父とウェスト人の母の間に生まれたハーフ。普段の髪はハーフであることを隠すため黒染めで染めており、地毛は母親譲りの赤毛である。
駆け落ち同然に結婚して東和の田舎に隠れ住んでいた両親に加え、親の都合で父に引き取られたいとこ・甲斐と久里の兄妹(2人とも学園初等部に在学)を合わせた5人で穏やかに暮らしていた。
しかし、高等部への進級を控えていた頃に母方の親族に居場所がバレてしまい、母親は政略結婚の道具として連れ戻されてしまう。
母を助けるため、休学してウェスト公国にある母の実家を単身訪ね直談判したが、東和を毛嫌いする母方の祖母から投げかけられた心無い言葉に絶望したまま帰国。東和とウェストの融和など所詮は絵空事だったと断じ、自分のような目に遭って苦しむ者をなくすために東和とウェストの断絶を願うようになった。
ちなみに、「ボク」を一人称に使う、黒手袋をはめる、他人をからかうなど食えない振る舞いをするが、これらは田舎育ちを隠すためであり、動揺すると地元の訛りが出てしまう。また、幼いいとこの面倒を見てきたため家庭的でもあり、学園にいる間も誕生日を手料理で祝っている(その場面を露壬雄に偶然見られたことで地がバレた)。
劇中での活躍
確実に監督生代表を勝ち取るため対抗馬である露壬雄の弱みを探る中、彼とジュリエット・ペルシアの密会現場を目撃し、選抜選挙当日にこの事実を高等部の生徒全員に暴露する。
2人の断罪劇を行うことで学園での二国分断を確実なものにしようとするが、丸流千鶴をはじめとした露壬雄およびジュリエットと縁ある生徒たちが2人を支持したことで計画は失敗に終わる。なお当初は露壬雄がジュリエットとの関係をその場で否定さえすれば追放にまで追い込むという気はなく、みせしめとしてあえて学園に残すつもりだった(同時に彼女なりの露壬雄への情けという意味での配慮でもあったが二人は屈しなかった)。計画が破綻した後は潔く騒動の黒幕であることを寮監に自白。一週間の謹慎処分を受けた後、居場所がなくなったとしてダリア学園を自主退学しようとしたが、露壬雄に引き留められて説得を受け、監督生補欠選挙にて身の上の全てを生徒たちに話し、空いていた3人目の監督生の席に座ることになった。
選挙後は髪型をセミショートに変えイメチェンを図り、露壬雄達との関係も修復できた。ジュリエットに対しても陥れようとした件を謝罪している。
最終章である修学旅行編では、実家から逃げ出し逞しく生きていた母と再会、しばらく会わない内にハイスペックになっていた母の姿に驚愕するも再会を喜んだ。なお母との一件の後で「好きになっちゃうから」と露壬雄におそらく半分は本気であろう気持ちを伝えている。
卒業後は二国の壁が取り払われたダリア学園初等部の教師になる。このときには黒染めを止め地毛に戻しており、家族とも東和で一緒に暮らしているようである。
余談
名前の由来は作者のコメントがないため不明。推測の域ではあるが、
などの説がある。