プロフィール
概要
黒犬寮の生徒で、犬塚露壬雄の同級生である不良。「千鶴」という女性のような名前だが、イラスト通り男性である。
目付きが悪く、ほとんど目にハイライトが付かない。色白の肌に左耳に錠前状のピアスを付けているなど容姿の時点で悪ぶっている。
取り巻きに古羊英悟と土佐健斗がおり、人物紹介では『丸流組(三バカ)』と称されている。
犬塚とは腕っ節は認め合っているものの仲が悪い。逆に狛井蓮季とは軽口を叩き合いながらも関係は良好で、彼女が犬塚に好意を抱いていることにも感づいている。
祖国である東和国には強い愛国心を抱いており、白猫寮の面々への対抗心もこれに由来する。
自分たちが上位であることを示すために白猫の生徒への闇討ちや試験でのカンニングなど卑怯な手段を平気で用いていたが、ジュリエット・ペルシアの男装であるジュリ男に成敗されたことを期にその姿に惚れ込み、紆余曲折の末友人になる。
以降、ジュリ男の前では卑怯な手段は控え、口は悪いままだが真面目に振舞うようになった。
しかし高等部2年への進級直後、狗神玲音により犬塚とジュリエットの交際が暴露され、同時にジュリ男がジュリエットの変装であることも知り激高。ずっと騙されていたことへの怒りから2人に殴りかかるも、殴られそうになったジュリエットが自分を投げ飛ばさなかったのを見て彼女が丸流に抱いていた友情に嘘偽りがなかったことを悟り、一転して生徒一同から白眼視される2人を支持する側に回った。丸流が犬塚とジュリエットの味方についたのをきっかけとして、取り巻きである土佐や古羊、長らく二人の関係をサポートしていた蓮季やシャルを始めとして犬塚達に縁がある生徒達が次々に味方につく様子は本作屈指の名場面と言えるだろう(犬塚やジュリエットに殴りかかった際、生徒の一部から「犬塚はただでは済まない」「今度こそペルシアを殺してしまうかもしれない」と危惧されていた)。
ただし、「ジュリ男=ジュリエット」であるということは彼にとって失恋も同然だったため、古羊と土佐には心配されていた。
ちなみに卒業後は銀行員になったが、投資話の仕方が怪しげなものになっている。
余談
キャラのモチーフはダルメシアンだが、作者の勘違いによりマルチーズを元とした名前がつけられた。
アニメ版のDVD/BD宣伝CMでは暴走し、ジュリ男への愛を叫んでいる。