プロフィール
フルネーム | フウガ・ハーン |
---|---|
出身 | 東方諸国連合 草原遊牧国家マルムキタン |
肩書 | 草原遊牧国家マルムキタン2代目国王→ハーン大虎王国国王→ハーン大虎帝国皇帝 |
異名 | 大虎王→大虎帝 |
出身 | 草原遊牧国家マルムキタン |
生年月日 | 大陸暦1521年(大陸暦1543年時点で22歳の為) |
種族 | 天人族 |
初登場話 | 文庫9巻プロローグ |
概要
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタンの王。作中でハーン大虎王国国王となる。
圧倒的な武技と行動力を持ち、そこに合致する人柄もあってマリアに匹敵するカリスマ性を持ち合わせた男。ソーマは世界の時流に合致していることもあって、「英雄」になることを選ぶ存在として非常に警戒しており、フウガもまたソーマを高く買っているがゆえに警戒している。
強さはフリードニア王国最強の一角であるアイーシャよりも上である。
武器は偃月刀で、名は斬岩刀という。
またその気質に反し「魔族は魔王領の奥地にしか存在しない」ことを悟った上で少しずつ解放して人を集めることを始める冷静な洞察力も保有。皮肉なことにソーマに影響を受けたことで、自分の性格に合わない先を読んだ戦略や汚れ仕事の必要性も理解しており、そういった人材を求めることも選んでいる。
対人関係
家族(ハーン家)
13個下の妹。東方諸国連合統一の動乱から守るため、ソーマに預ける。
ムツミ・チマ
嫁。
ライガ・ハーン
父。故人。草原遊牧国家マルムキタン初代国王だったが、40歳(大陸暦1543年)で亡くなる。
飛虎ドゥルガ
単身で魔王領に行った時、魔物の群れと戦闘時に出会った。
それ以降意気投合して一緒にいる。
フリードニア王国関係者
ムツミの弟。ムツミがフウガと結婚したことで、フウガにとって義弟にあたる。
フリードニア王国国王。
最初はユリガの保護者代わりだったが、フウガの意向でユリガの夫となる。
フリードニア王国の竜騎士。チマ公国で手合わせ時、5年もすれば武に追いつけるかもしれないと評している。
活躍・経歴
過去
- 文庫9巻プロローグ、文庫14巻プロローグ
- 大陸暦1543年、22歳
東方諸国連合のマルムキタン国王の息子だったが、父親であるライガが死んで王位を受け継いだ。
ライガ死亡を機に反逆を企てた氏族を滅ぼした。
単身で魔王領に行った時、魔物の群れと戦っていた飛虎ドゥルガに助太刀した。
それ以降意気投合してドゥルガと一緒にいる。
現実主義勇者の王国改造記
- 文庫9巻プロローグ~第6章
- 大陸暦1547年、26歳前後
東方諸国連合の魔浪時はチマ公国を援護する。その時にソーマと出会う。
この時に、国の上層部達ソーマとクー、更に戦闘では最強クラスのアイーシャ、ハルバート、ナデンからも一目置かれる。同時にフウガ自身もソーマを一目置いており、直感で下手に手を出すと泥沼の中に引きずり込まれる感じがしていた。
戦闘から一時戻った後は、チマ公やソーマ達のところに顔を出す。またムツミには嫁にもらうとストレートに口を出す。欲しいと思ったら口に出し、それを叶えるのが自身の信条である。
部屋から勝手に出たユリガに拳骨を喰らわしたが、ソーマには妹と同年代であるトモエがいたので、ユリガを預けることにする。
チマ公の依頼で、戦場の陣地を回ってフリードニア王国援軍が来ること知らせて士気を上がらせる。
その合間にハルバートやアイーシャと模擬戦をする。
魔浪を治めた後はソーマと話し、
・フリードニア王国軍が援軍に来たことへの感謝
・東方諸国連合の欠点(各国の保身や利益が絡み、連携が取れず、殲滅に時間がかかる)
・東方諸国連合を統一したいこと
・魔王領の奥に魔族がいる予測
・魔王領の一部を奪還して、東方諸国連合の世論を味方につけて統一の機運を作り出して、この国を1つにする。
以上のことを語った。
ソーマは自分とマリアがなりたくないと否定したこの時代の英雄になろうとしていると見ている。織田信長、ナポレオンなどのように、時代が膠着した時に人々の願いに応えるように登場する英雄に。
マシュー・チマの援軍派遣のお礼で自分の子を仕官させる国発表時、ソーマが報奨獲得権第1位になった際、無表情でムツミ嬢を獲るつもりなら覚悟しやがれと暗に見つめて訴えていた。
ムツミよりもイチハが欲しいソーマは、君主論で「人は自分が傷つけられた恨みはすぐに忘れるが、財産や女を奪われた恨みは一生忘れることはない」とあるので、フウガのことを恐ろしく感じた。
ソーマが辞退したことで報奨獲得権第1位となり、ムツミをお姫様抱っこしてド直球なプロポーズをする。こうしてムツミを嫁に迎える。東方諸国連合統一などの野望も話し、ムツミの賛同を得る。
フリードニア王国軍が帰国の準備時、ユリガを王国で預かって欲しいとソーマに依頼する。
ムツミには自分を守る知恵も力もあるが、まだ小さいユリガが狙われる可能性があるためである。
なお、フウガの意思では学校卒業後まで預けたい意向である。
それで数年後のユリガは美人になりそうなので、性的な意味で手を出して娶ってもらい、ソーマに義弟になってもらうのもいいと語る(この時ソーマは冗談だと感じていたが....)。
- 文庫10巻最終章、文庫11巻第1章
- 大陸暦1548年、27歳
マルムキタンの騎獣テムズボッグにまたがった跳躍騎兵5千、重装騎馬兵5千、難民兵士1万を率いて、魔王領の魔物領域を少しずつ解放していた。
現実主義勇者の大国建造記
- 文庫13巻後日章二、14巻
- 大陸暦1549年、28歳前後
フリードニア王国・九頭龍諸島連合軍がオオヤミズチ退治していた一方、フウガ率いるマルムキタン軍が魔王領の一部を奪還していた。
魔物辞典を発行したのがムツミの弟であるイチハであること、ソーマの人を見る目に驚いていた。
ユリガの手紙を読んで、九頭龍諸島連合でオオヤミズチ退治のことを知った。
日増しにフウガを最高指導者とした東方諸国連合統一国家を求める声が出ていた。ゴーシュ・チマが襲ってくるが、返り討ちにする。沈んでいたムツミを慰めた。
マシュー、シャーン王、ガビ王が反抗するようになるも、勝利する。
この時にハシムを味方につけ、東方諸国連合を統一し、ハーン大虎王国を建国する。
- 文庫15巻
- 大陸暦1550年、29歳前後
ハーン大虎王国建国後、ガーラン精霊王国の要請で父なる島を開放する。
しかし、部下のシュウキン達が魔虫症で苦しむ。
この事態にソーマやユリガ達と宝玉放送で会談し、情報交換する。
ソーマにフリードニア王国と大虎王国で共闘を願う。
ハクヤとハシムの駆け引きに一喝し、頭を下げた。
こうしてバルム・サミットに参加して事態収拾に取り組む。
現実主義勇者の帝国建立記
- 壊天の章
- 大陸暦1552年、31歳前後
大虎ケイオス戦争に臨む。
- 世界解明の章
- 大陸暦1553年、32歳前後
魔王領侵攻する。