ウィッチクラフトマスター・ヴェール
うぃっちくらふとますたーゔぇーる
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の魔法使い族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。手札からカード名が異なる魔法カードを任意の数だけ相手に見せ、その自分のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、見せた数×1000アップする。
(2):手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
概要
全体的に汎用性があり、素の攻撃力は低いが、効果による攻撃力の上昇は強力である。
手札の魔法カードの種類だけ魔法使い族モンスターを強化することができるため、他の魔法使い族モンスターを強化して、このカード自身は守備力を生かす形もできる他、場の状況次第ではこのカードの攻撃力を上げてビートダウンを行うこともできる。
しかし、このカードにはもう一つの効果として相手の場のモンスターの効果を無効にして妨害する効果も併せ持ち、この効果はフリーチェーンで発動できるため、相手のメインフェイズやバトルフェイズで相手の戦術を崩すことができる。難点として、こちらは魔法カードを消費するため、両方同時に使用しようとすると手札を1枚は消耗してしまうのが避けられない。
両方の効果が自分のターンでも相手のターンでも発動できるのが最大の攻撃であると同時に、最大の防御になりうるのは魅力であるが、魔法カードを手札に常に残しておかなければならないことや攻撃力上昇効果を使用するためには相手に見せなければならないので情報アドバンテージを相手に与えてしまうことには注意が必要(例えば手札全てのカードが魔法カードである場合、莫大な攻撃力上昇は見込めるが、手札誘発カードを持っていないことを相手に教えてしまうことにもなる。また、採用率は低めではあるが「マインドクラッシュ」のような相手の手札のカードを指名して効果を発動するカードの効果ももろに受けてしまう)。
余談
名前のヴェールや用いる道具からガラスの加工を行う職人である。
魔法カード「ウィッチクラフト・サボタージュ」によれば仕事をサボタージュして、ウィッチクラフト・エーデルに叩き起こされそうになっている。だが、海外版では「休日」だったらしく、休日にも仕事が入ったので叩き起こされてしまうヴェールという図になる。悲惨である。
同じく魔法カード「ウィッチクラフト・コンフュージョン」では何やら指示書のようなものを部下であるウィッチクラフトメンバーに渡しているようで、メンバー内にはやる気を出して燃える者、怒りに燃える者、絶望の表情を浮かべる者など様々でまさにコンフュージョン(混乱)を巻き起こしている。
なお上記の三者三様な反応を見せたこの3人が集まると「ウィッチクラフト・バイスマスター」という融合モンスター(集まっただけ融合)になることや、「ウィッチクラフト・バイスマスター」のカードイラストがいつも通りクールだが若干仏頂面にも見えるハイネ、良い笑顔のジェニー、そして悲愴な表情を浮かべるエーデルであることから、3人へのマスターからの同じ内容の指示書だったのだろうと思われる。「バイスマスター(代理マスター)」というモンスター名からもマスターからの代わりに厄介ごとを押し付けられたのであろう。
余談だが、このカードは融合召喚サポートであり、カード名はコンフュージョンとフュージョン(融合)をかけたダジャレにもなっている。
イラストより「メスガキ臭がする」だの、「ロリババア」だの散々言われてきたが、
公式書籍『MONSTER ART BOX』で9歳と明かされ、驚かれている。
関連タグ
結晶の大賢者サンドリヨン、結晶の魔女サンドリヨン…大賢者のルビが「ヴェール」であることや、髪の色や髪型などからふたりに何らかの関係性があることが匂わされているが詳細は不明。TCG版の商品紹介での文章からサンドリヨンとヴェールは何らかの原因で成長あるいは幼女化した本人なのか、はたまた血の繋がった親類なのかであると考えられる。