大鷹型
たいようがた
史実については大鷹型空母を参照のこと。
概要
史実における神鷹型は、広義（艦艇類別等級別表での分類）には速力が異なる出雲丸級貨客船からの改装艦を除いた商船改造空母を、狭義にはそのうち新田丸級貨客船（日本郵船）からの改装艦のみを指す。艦これゲーム中では前者に基づいた分類となっている。
艦これ初の護衛空母であり、空母としては初めて対潜先制爆雷攻撃を可能としたグループである（後述の「春日丸級」の状態を除く）。
艦これに実装されている護衛空母には他に瑞鳳改二乙とカサブランカ級がいるが、大鷹型はこれらの中で唯一小型ソナー・爆雷投射機・爆雷(瑞鳳改二乙とカサブランカ級は大型ソナーのみ装備可能)を装備可能という利点がある。
なお、史実においては低速という事もあって旧式機の運用しかできず、海鷹以外のいずれの大鷹型も輸送任務中に米潜の餌食となり、日本の輸送船団及び航路は壊滅。護衛空母としての役割を全うすることはできなかった（海鷹のみ標的艦としての任務中に機雷触雷によって航行不能状態となり、海岸に擱座させられている）。
ボーグ級・カサブランカ級が船団護衛に大活躍したのに対し、大鷹型が全く活躍できなかったのは、空母用カタパルトの有無と護衛空母の日米の運用思想の違いだと言われている。
春日丸級
1～3番艦（元新田丸級貨客船）は未改装状態では当初特設空母「春日丸級」として登場する。この段階においては偵察機や回転翼機が（春日丸はこれに加えて艦攻も）運用できないなどの制約が存在している。
その後、改装を1段階経た状態（大鷹型無印）で春日丸も含めて艦攻が運用可能となり、2段階目（改）になると爆雷・爆雷投射機・ソナーが装備可能となる。
そして3段階目（改二）になるとようやく彩雲を始めとした艦上偵察機の運用が（春日丸はこれに加えて回転翼機も）可能となる。
「最初は貧弱だが、大切に育てれば対潜戦闘に頼りになる存在になる」という運営の言葉通り、最初期は鳳翔よりも貧弱だが、後に先制対潜攻撃を身に着け、対潜戦闘において大いに役立つ存在に成長する。
尚、史実において春日丸級貨客船以外からの改装空母である4番艦の神鷹（元シャルンホルスト級貨客船）は、最初から艦攻・艦偵・回転翼機・爆雷・爆雷投射機・ソナーが装備可能である。
所属艦娘
実装済み
一番艦（商船としては三番船となる予定であった）。2017年5月2日のアップデートで実装され、同日開始の春イベ『出撃!北東方面第五艦隊』E3クリア報酬となった。（元新田丸級以外を含めても）姉妹で唯一貨客船として竣工する事なく空母となっている。
二番艦／船（空母としても商船としても）。2021年12月28日のアップデートで実装され、同日実装任務の完遂報酬となった。
なお実装に先立つ2021年4月28日発売のファミ通2021/5/13・20合併「GW特大号」の表紙において彼女の後ろ姿が公開されていた。
四番艦。ドイツのシャルンホルスト級貨客船一番船「シャルンホルスト」（北ドイツ・ロイド社）を改装した改装空母。2018年9月8日未明より開始した初秋イベント『抜錨!連合艦隊、西へ!』E3突破報酬として実装。
未実装
- 新田丸／冲鷹
三番艦（商船時代は一番船）。
- あるぜんちな丸／海鷹
五番艦。元はあるぜんちな級貨客船一番艦（大阪商船）で、海軍編入以前は特設運送艦として運用されていた。なお同級二番船「ぶらじる丸（実際の表記は「じ」が変体仮名の「𛁈゛（志゛）」となったもの）」も空母改装を行う予定だったが、改装工事のため横須賀に向かう途中で米潜水艦に撃沈されてしまっており、大鷹型六番艦とはならなかった。
