概説
『出撃!北東方面第五艦隊』とは、DMM.comのオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。
ちなみに、2020年4月時点では潜水新棲姫及びその亜種が一切登場しなかった最後のイベントである。
仕様
全5海域。出撃制限札は4種。
札名称 | 出撃可能海域 |
---|---|
第五艦隊 先遣隊 | E-1/E-5/E-2丙/E-3丙/E-4丙 |
千島方面 根拠地隊 | E-2/E-5/E-1丙/E-3丙/E-4丙 |
連合部隊 | E-3/E-5/E-1丙/E-2丙/E-4丙 |
逆上陸部隊 | E-4/E-5/E-1丙/E-2丙/E-3丙 |
新システム
ダブル戦力ゲージ
最終海域にて採用されたシステム。最初から出現しているボスマスの戦力ゲージを削りきると本命ボスマスが出現し、こちらのボスの戦力ゲージを削りきってはじめて海域突破となる。
ステージ
前段作戦3海域、後段作戦2海域の全5海域。
前段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-1 | 津軽海峡/北海道沖 | 出撃!大湊警備府 | ☆7 |
E-2 | 津軽海峡/北海道沖 | 艦隊集結!単冠湾泊地へ | ☆8 |
E-3 | 千島列島沖 | 艦隊抜錨!北方防備を強化せよ! | ☆9 |
E-1は恒例の対潜哨戒。前イベントのドロップ艦である藤波と伊13がドロップする。
E-2及びE-3は輸送&戦力のダブルゲージ。うちE-3は連合艦隊。
後段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-4 | 占守島沖 | 迎撃!士魂の守り | ☆12 |
E-5 | 大ホッケ海北方 | 北の魔女 | ☆14 |
E-4は通常艦隊による陸上型ボスとの戦闘。
E-5は連合艦隊での出撃であり、本イベントから導入されたダブル戦力ゲージとなっている。
新艦娘
報酬
ドロップ
新敵勢力
新アイテム
海防艦娘の実装に伴い、爆雷そのものが実装されることになった。(既存の装備は“投射機”が主体)
また一式戦闘機が本格実装され、その上位互換・部隊付き(ネームド)機体も登場。
特にE-5の甲限定報酬である「一式戦 隼II型(64戦隊)」は軍歌にもなったあの「加藤隼戦闘隊」である。
E-3乙以上ではE-4への伏線とばかりに、あの「士魂隊」が実装されるという粋な計らいもなされている。
報酬
- 爆雷 九五式爆雷※E-1海域突破報酬(甲・乙)E-3海域突破報酬(丙)/占守改・択捉改初期装備
- 陸軍戦闘機 一式戦 隼II型※E-1海域突破報酬(甲)E-2海域突破報酬(乙・丙)
- 爆雷 二式爆雷※E-2海域突破報酬(甲・乙)
- 陸軍戦闘機 一式戦 隼III型甲※E-2海域突破報酬(甲)E-3海域突破報酬(乙・丙)
- 上陸用舟艇 特大発動艇+戦車第11連隊※E-3海域突破報酬(甲・乙)
- 陸軍戦闘機 一式戦 隼III型甲(54戦隊)※E-3海域突破報酬(甲)E-5海域突破報酬(乙)
- 陸上攻撃機 爆装一式戦 隼III型甲(55戦隊)※E-4海域突破報酬(甲)
- 陸軍戦闘機 一式戦 隼II型(64戦隊)※E-5海域突破報酬(甲)
初期装備
- 艦上戦闘機 九六式艦戦改※春日丸・大鷹初期装備
- 小口径主砲 12.7cm単装高角砲(後期型)>高射砲※国後改・択捉改初期装備
- 大口径主砲 30.5cm三連装砲※Гангут初期装備
- 大口径主砲 30.5cm三連装砲改※Октябрьская революция・Гангут два初期装備
新規BGM
2017年5月22日の運営Twitterで曲名が公表された。作曲担当は「士魂の反撃」のみ大越香里氏、他3曲は宇佐美宏氏とのこと。
#でリンク先へ転送
海域BGM「北東方面艦隊の集結」 #
前段作戦道中BGM「第五艦隊の奮戦」 #
前段作戦ボス/後段作戦道中BGM「北方艦隊決戦」 #
後段作戦ボスBGM「士魂の反撃」 #
この他にE-3道中で「第五戦隊の出撃」、E-4ボスおよびE-5道中で「士魂の守り」が使用されている。
前半は緊張感をあおるような重厚かつ暗めの旋律が特徴。
海域BGM「北東方面艦隊の集結」では、最初に入る喚鐘の鋭い音色と曇天を思わせる重い曲調が耳に残る。
前半道中BGM「第五艦隊の奮戦」は、盛り上がりを見せるイントロから始まり、落ち着いた流れからどんどん焦燥感を煽る曲調になっていくのが特徴。演歌やスーファミ時代のRPG戦闘曲を思い浮かべる者もいた。
ボスBGM「北方艦隊決戦」では打って変わって金管楽器と打楽器を軸に、落ち着いてはいるが強敵が差し迫ってくる緊迫感を前面に押し出した旋律となり、一層身の引き締まる感覚を覚える。
E-5ボスBGM「士魂の反撃」では、それまでの曲調から打って変わり一気に壮大な雰囲気へと変化。「士魂の護り」のアレンジが前半に、更に原形を大きくとどめた状態でサビとして挿入され、「反撃」に相応しく解放感と爽快感を高めた完成度の高い一曲となった。
その他
中規模 -MS諸島の悲劇再び-
今作戦の規模は運営の事前告知として「やや大きい中規模」と題されており、作戦開始前から早くも「中規模(という名の大規模)作戦ですね、わかります」といった提督諸兄の予見が働いていた。
結果から言えば上記5海域中2海域が輸送+決戦マップ、最終海域に至っては戦力ゲージが2つという有様。特にE-3は前半が輸送作戦にもかかわらず揚陸マスが存在せず、「樺太南部にある3地点全てにゴールして初めて揚陸マスが出現する」という二重ギミックを経てようやく戦力ゲージが出現するという面倒極まりない仕様。
イベント攻略に必要不可欠となるギミック解除を含めれば5海域8工程を踏む必要があり、その数はかつて大多数が「中規模・・・?」と首を傾げた発令!艦隊作戦第三法の5海域7工程を上回る。実際には上記の通り「最終海域は戦力ゲージが2つ(=完全撃破するボス艦隊が2個)」なので、実質的に6海域8工程ということになる。
・・・もう一度言おう。コレがやや大きい中規模作戦である。
以後の作戦に挑む提督諸兄の武運長久を・・・。
まさかのドロップ
イベント開始直後、まさかの山城改二(Lv1)のドロップ報告が相次ぎ騒然となった。
後にこの珍現象はバグだったと発表され、間もなく修正されたが、入手できなかったユーザーや、山城に限らず改造のための設計図の入手に難儀しているユーザー達からは惜しんだり救済措置としてそのままを要求する声が相次いだ。
また、Android版では最終海域報酬のГангутのグラフィックが戦艦ル級になるという現象も報告された。(修正済)
そして毎度恒例の……
今回、実装艦の2/3がドロップで、しかも海防艦娘は全員ドロップ限定という厳しさ。
その一方でE-1から藤波や伊13をはじめ、レア艦の大盤振る舞いが散見されたため、取り損ねた提督たちが大挙して押し寄せることになる。
特に伊13は勝利Aでも運さえ味方につければ複数回のドロップも夢ではなかったため、前回イベントで機会を逃がした提督には朗報だった。
ただ今回、それと同時に実装された艦娘たちにより新たな魔境が形成されており、イベント終了後もそのカオスっぷりは現在進行形で拡大している。
久しぶりの……
実は地味に海域名において食べ物ネタが復活したイベントでもあった。
昨今は史実関連に即した地名が多く、ひねったネーミングが少なかったため、E-5においてストレートに「大ホッケ」と題した海域名を見て「この感覚久しいわw」と感じた提督もいた模様。
※イラストは特にイベントとは関連ありません。(汗)
史実
本イベントのモチーフ元は、WW2末期のソ連対日参戦に伴う占守島の戦いであると考えられる。
艦これアーケード
ハロウィン&秋刀魚祭りとクリスマスの間にねじ込む形で告知。
11月2日作戦開始。後段作戦は11月18日開始。
作戦終了予定日は(順調なら)12月7日。
最終E-5ではТашкентのドロップが確認されている。