アナタタチ...ハ......。
トオ..サナイ......カラ......。
トオ...サナイ......ッテ......。
イッタヨォ...!
概要
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の2017年夏季イベント、『西方再打通!欧州救援作戦』の第一作戦海域であるE-1『リンガ泊地沖』のボスとして初登場した姫クラスの深海棲艦。
容姿
白いワンピースを着た白いロングヘアーの幼女のような姿で、頭頂部から二本の長いアホ毛が飛び出している。クジラを模した艤装に下半身を収めて両手に二本の魚雷を抱ち、先端に浮き輪を結んだロープを袈裟懸けにしている。彼女の両脇には一体ずつ駆逐イ級の様な取り巻きがいる。
性能
ナリは小さいながらも難易度甲では潜水棲姫の2倍以上の耐久値(377)にまで達しており、絶望を見せつけてくる。その分装甲は薄く設定されているのだが、これが実は罠。練度が高いと半端に装甲を貫通する為割合ダメージによって削るという戦術があまり有効ではなくなっているのだ。
更に先制雷撃を行う上、その命中率が半端でなく高く(というか外す方が珍しい)、輪形・梯形陣でも高確率で戦艦級にすら致命傷を与えてくる。反航戦からでもビスマルク級やアイオワ級(※第2艦隊には高速+化しない限り大和型戦艦は入れられない)が駆逐艦・軽巡と同じように容易くワンパン大破させられてしまう。
序盤の海域で遭遇する場合は対潜装備をガン積みすれば良いので、言う程強敵という印象は受けない…が。
一番厄介なのが最深部の海域の道中に出没する時。どのルートを通っても潜水新棲姫のマスは避けて通れない場合が多く、第2艦隊の誰かがほぼ確実に被害を被る事となる為、戦闘には勝利したが主力艦の大破撤退による「S敗北」となるケースも少なくなく、ボスの前で門前払いされる提督が続出した。
大西洋と言う出現場所、そしてU-511に似ている事から、通商破壊に猛威を振るった史実のUボートがモチーフと思われるが、対潜兵器の直撃を食らってもピンピンしている分脅威は現実の存在の比ではない。その厄介さはコラボイベント時に艦隊に加えられた霧の潜水艦に勝るとも劣らない。
こんな比較対象がコラボ限定のバランスブレイカーな存在になるような怪物がワラワラいるのが、『艦これ』世界の大西洋だという事が判明してしまった。そりゃ、欧州の海外艦も簡単には鎮守府と合流できないというものである。
だが、そんな厄介者への対策を鎮守府側が怠るはずもなく、2017年秋季イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』にて基地航空隊で運用可能な対潜哨戒機・試製東海ならびに901空仕様の東海がクリア報酬として実装された。彼女が道中で待ち構える海域で甲種勲章を狙うなら、もはや必携の存在となっている。
しかし現状確実に入手なのは任務報酬の試製東海1機のみ(他は一部イベント高難度報酬)。試製東海1機では潜水新棲姫の撃破はほぼ期待できず、これしか戦力が無い提督には「祈りなさい」以外のアドバイスができない状況であった。
その後、対潜仕様の九七式艦攻(九三一空)が改装にて任意入手可能となった。潜水新棲姫相手には火力不足かつ戦闘行動半径もわずか4と短い(東海シリーズは半径8)非力な機体ではあるが、一回目の攻撃でお伴を撃沈できれば二回目での攻撃で東海の攻撃が刺さる確率が上がる為、状況は少しはマシになったと言えるだろう。
東海がなければ対処が難しい(初登場時の悪名は上記の通り)がゆえ、基地部隊を1つ事実上埋めてしまいボスへの基地投射が防空に割く枠が不足してしまうという、理不尽とも言えるゲーム性を助長してしまう事から「潜水新棲姫を道中に出さないで欲しい」を願う声や要望は多いが、その実「最終海域に彼女が登場しなかった」最後のイベントは、彼女が出る直前の2017年春イベント「出撃!北東方面第五艦隊」だったりする。
つまり初お披露目となった2017年夏イベント「西方再打通!欧州救援作戦」以降、最終海域皆勤賞(一部は回避可能だったがほとんどは回避不可能。回避した先が戦艦レ級eliteなんて事もある為一概に楽とは言えなかった)であり、祈りや要望は未だ通じていないのが現状である。
被弾すると「イタイッ!…ヤメテヨッ!!」と言うのだが、それに対して「それはこっちの台詞だ」「やめてほしいなら出てくるな」と言いたくなった提督は決して少なくないだろう。
その名も…
北方棲姫以来の幼女枠ということで、「潜水幼女」という渾名も付けられたりと、ロリコンホイホイからは登場直後から人気を集めた。
………かの様に見えたのだが。
イベント海域のボスを務める分はまだしも、道中で待ち受けている場合は基地航空隊や先制対潜攻撃で中破や大破に追い込んでも並の艦娘では先制雷撃で容易く大破させられ、撤退を強いる難敵と化す事から提督達のヘイトを集め、「クソガキ」なるあんまりな渾名を付けられてしまった。空母おばさんの悲劇再び。
無論のこと、人によってはこの渾名に不快感を示す場合もあり得る為、TPOはぜひ弁えていきたい。
関連タグ
潜水新棲姫(バカンスmode):2018年秋季イベント『抜錨!連合艦隊、西へ!』に登場した潜水新棲姫の衣装違いVer.