コリナイ......コタチ............。
概要
『艦隊これくしょん』の2017年春季イベント、『出撃!北東方面第五艦隊』第四海域「占守島沖」の旗艦(ボス)として新たに登場した陸上型「姫」級深海棲艦。
外見は離島棲鬼や離島棲姫と酷似しているが、あちらが赤いカラーリングなのに対し、こちらは青いカラーリングで、両隣に輸送ワ級とPT小鬼群を足した様なユニットがいる。
モチーフとなったのはソ連軍の上陸部隊、あるいは彼らが築いた前線拠点だと考えられている。完全に上陸していない為か他の陸上型深海棲艦と違い夜戦で雷装値が加算されているらしく、後述の航空巡洋艦の夜戦連撃が想定値以上のダメージを出すのはその性だと言われている。
提督の保有戦力や錬度によって体感難易度は大きく変動するボスで、一部の提督からは『今イベント最大の癒しMAP』と呼ばれる一方、ボスどころか道中で大破が続き先に進めない提督も存在する。
ボス特効
後段作戦が開放され、第4海域ボスが基地系でなおかつ連合艦隊を組んでいると判明し、様々な編成での攻略が試される中、艦隊に潜水艦を1隻編入すると初手が左のAマスに固定され、正規空母を最大5隻編成しても道中Cマスでの索敵判定に失敗さえしなければルートが逸れないという、今までのイベントの中でも類を見ないルート固定方法が発見された。
空母で陸上系深海棲艦を攻撃するには、艦戦以外だと艦上攻撃機のみを搭載する必要があるのだが、九七式艦攻系列がボスへの特効効果があるというこれまでに無い突破口が判明した。これは史実で九七式艦攻が活躍したことに由来すると思われる。この時すでに熟練の搭乗員が払底していた史実からなのか、九七式艦攻(熟練)は対象外となっており、九七式艦攻(村田隊)・九七式艦攻(友永隊)・九七式艦攻(九三一空)がキャップ後1.3倍、通常の九七式艦攻がキャップ後1.4倍となっている。その他、開幕爆撃時のみだが噴式機装備空母もキャップ後1.3倍される事が確認されている。
それ以外の特効としては、それまでの陸上系ボスとは三式弾やWG42の補正が異なっており、両方装備すると補正が強化されてキャップ後1.82倍となる。WG42は今までのように複数装備しても効果の上乗せは確認されていない。すなわち、三式弾とWG42の両方を同時装備できる航空巡洋艦が重要な役割を果たし、特にイベント直前に実装された鈴谷改二であれば、補強増設に8cm副砲を載せることで【主砲+夜偵+WG42+三式弾+副砲】と、昼戦での弾着射撃と夜戦連撃の両立という凄まじい働きが期待できる。そのため、直前の第3海域突破報酬でこのボスに特効があるはずの【特大発動艇+戦車第11連隊】の存在が霞んでしまった。
また、基地航空隊とボスマスまでの距離が行動半径1なので、どの航空機でもボスマスへ送ることができる。したがって、高い対空値を誇る局地戦闘機をボスマスへ送ることができる他、陸攻が不足している提督は熟練度ボーナスで高い命中率が得られる艦攻・艦爆の運用が有効となる。
ただし、編成や装備を間違えると途端に攻略に躓いてしまう。例えば、いくら補正が高いとは言え、無印の九七式艦攻ばかり装備しても火力不足で道中の敵をまともに撃破できずに潜水艦が大破して道中撤退に追い込まれたり、ボスが陸上系にもかかわらずこちらの攻撃を避けるので、命中補正が無い装備だとまともにダメージを与えられなかったり…と言った事態が起こり得る。
「第4海域のボスは楽だった」というのは戦力が十分に整ってる提督がそう感じているだけの可能性もあるので、そうした言葉に安易に惑わされず、自分の持つ戦力を見極めて攻略に当たって欲しい。