機動戦士ガンダムに登場する最大かつ最強レーザー兵器。原理はスペースコロニーを利用した巨大なレーザー光線を発射するもので、直径8キロ、10秒間の照射で連邦艦隊の約半数を沈めた。
南極条約で核兵器や毒ガス、コロニー落しが禁止されたのでそれに代わる大量破壊兵器として開発され、スペースコロニー「マハル」を転用(住人は強制疎開)した。威力は絶大だが、使いどころは難しく、艦隊が縦一列に配置されていなければほとんど意味が無い。予め進行ルートを予想した上で、かつ相手に悟られないように発射しなければならず、ギレンでなくても秘密保持には躍起になったであろう。また一度発射すると数日単位で冷却時間が必要となり、事実上一度しか使えないという最大の欠点があった(後のコロニーレーザーと違いコロニーの移動が不可能であり、予め撃ってくると分かれば艦隊を散開するなど対応はいくらでも可能である)。
発射された直後にアムロの台詞で「連邦がソロモンで使ったやつ」と言っているが、連邦の「ソーラシステム」とは根本から原理が違う(パワーが段違いなのは間違いない)。ただしこちらはミラーが無事なら何度でも使用可能という利点がある。
連邦軍の半数を沈め、指揮官のレビル将軍をも葬ったが、この時ジオンのデギン公王も和平で赴いており、総帥のギレン・ザビはそれを承知の上でデギン公王もろとも殲滅するために発射した。が、これが口実となり、ギレンはキシリア・ザビに殺されることになる。
Zガンダムではこれらの欠点を改良した「コロニーレーザー」が存在し、こちらは充填期間をおかずに連続発射が出来る。