概要
食材の捕獲の困難さ(強さではない)を表したもので、捕獲レベル1で、猟銃で武装したプロのハンターが10人(読切では1人)必要な程度。5を越えれば戦車でも破壊されうるレベルとのこと。
大方食材となる動物の危険度を表していると言ってもいいが、本来はあくまでも“捕獲難易度”を示すものであり、必ずしも強さ・危険度に比例するわけではない。
トリコ世界では植物や戦闘力をほとんど持たない動物も多く、そういった場合にはその生物の生息する地域自体の危険度、発見しにくさなども考慮される(例としてサンサングラミーなどがいる、コイツ本体はレベル1にも満たないが、毎分一兆トンの滝の裏にある洞窟に潜んでいるため、実質捕獲レベルは80を超える)。そのため、捕獲レベル50の生物でも3や4の奴に負けたり、なすすべもなく食われたりすることは有る。
しかし、いつの間にかこの数値は果てしなくインフレを続け、序盤は20そこらで苦戦していたにもかかわらず、全長1500mのリーガルマンモスがたった48(人間界は100がほぼ上限のイージーな領域なので充分な高レベルではある)、四獣は各個体が100越えなのに全員合体したら325、グルメ界では500代がデフォルト(底値)にもかかわらず、1400そこらのヤツが数百匹のレベル600級のサルを暴力で完全支配している(一応八王の一角である猿王バンビーナ、捕獲レベル6000の後ろ盾がある)など、日に日に形骸化が深刻になってきている。
そして、最終話では捕獲レベル530000の大蛇が登場した。
ちなみに、捕獲レベルはあくまでも食材としての入手の困難さを示しているものであり、食材の美味しさとは必ずしも比例はしていない(治療に効果を発揮するもの等、単純に貴重だから捕獲レベルは高いが、用途的に食用には適さないというモノも多い)、グルメ界編において水中都市ブルーグリルでの料理対決に参戦したユダは、自身のフルコースの捕獲レベルの低さを対戦相手のコンドルウインドーに馬鹿にされた際も、捕獲レベルにこだわることをナンセンス(無意味)として、フルコースに優劣は無く「掲げる人にとっては最高の献立」であると称している。
美食神アカシアの掲げるフルコースですら、あくまでアカシア本人にとってのフルコース(実はアカシアがとある目的のためにフルコースとして定義したものであって、本当の意味で"アカシアのフルコース"ではない)であり、万人にとって最高のフルコースとは限らない。
要はその本人に適合した美味くて栄養のあるものを食べることが大事なのである。