概要
高松琴平電気鉄道の連結子会社。以前はカタカナでコトデンバスと表記していたが2001年にことでんが経営破綻し、イメージ一新を目的に2005年6月から現社名となる。
この会社は1950年12月に設立された高松バス株式会社に源流を持つ。1954年11月に高松琴平電気鉄道と連絡運輸協定を締結。この時から琴電直営のバスと高松バスの市内線が相互乗車可能となる。
1961年に琴電の傍系会社となり、1986年に琴電からバス部門の譲渡を受けた。2018年8月には徳島西部交通を吸収合併し、2019年4月にことでんサービスのタクシー事業部を合併し、タクシー事業へと進出。
路線バスは、木田郡三木町にある香川大学医学部附属病院バス停を除いて、高松市内にのみバス停がある。これは2006年1月に高松市周辺の6町が高松市へ編入合併したことによる。
高速バスは運行しておらず琴平参宮電鉄、大川自動車と共同出資して設立された四国高速バスが担当している。
営業所
- 本社(高松市朝日町四丁目)
- 塩江車庫(高松市塩江町安原上東)
- 香西車庫(高松市香西北町)
- 弓弦羽車庫(高松市亀水町)
- 岩崎車庫(高松市香南町岡)
- 徳島営業所(徳島県美馬市脇町)
- タクシー事業部(高松市朝日町5丁目)
一般路線バスの特徴
2001年5月13日のJR高松駅乗り入れの際に行き先番号を導入したが、高松市街発は奇数、高松市街行きは偶数で統一されている。
1/2···市民病院循環(コミュニティバス)
5/6···屋島大橋線
11・13・15・17・23/12・14・24···香西下笠居線
21・22···高松西高線
33・35/32···日生ニュータウン線
41・43/44···由佐線
47/48···御厩線
51・53/52···仏生山塩江線
61・63・65・67/62・64・66···川島西植田線
73・75/74···庵治線、大学病院線(後者は唯一、香川県下に乗り入れる)
ショッピング・レインボー循環線、太田サンメッセ線、仏生山川島線は現時点で番号なし。
乗降方式は市民病院循環線が前乗り前降り(専用車の日野・ポンチョのドアが1ヶ所しかないため)であるほかは、一般的な中乗り前降り・運賃後払い制である。
このほかに高松空港リムジンバス、およびその間合いで平日限定で運行する通勤特急バスが存在する。
車両
空港リムジンを除く路線車は中型バスが主力で、かつては三菱ふそうのヘビーユーザーとして知られた。2017年に三菱ふそうが中型バスの製造を打ち切ってしまったため、以後の新車は日野、いすゞ製が主流となっている。逆に移籍車は大型車が多く、現在は神奈川中央交通、名古屋市交通局から移籍している。
タクシー事業
2019年4月にことでんサービスのタクシー事業部を合併したことで進出。
車両は小型枠でクルー、中型枠でセドリック営業車、ジャンボタクシーとしてキャラバンを導入している。