概要
営業車のペットネームが示す通り、高級FR乗用車であるセドリックの商用車モデルである。
生産は日産の子会社である日産車体が担当し、主にタクシー用として用いられた。
1987年に登場したY31型がマイナーチェンジを重ね、2014年まで継続生産されていた。
グレードは4種類あり、下から順にオリジナル・カスタム・スーパーカスタム・クラシックSVとなる。
オリジナルとカスタムが主に台数を必要とするタクシー会社向けで、スーパーカスタムとクラシックSVは高級感をウリとする個人タクシー向けであった。
ただしハイグレードタクシーの普及後はスーパーカスタムやクラシックSVを導入するタクシー会社も増えた。
タクシー用ということで実用的なフェンダーミラーを設定していたが、2009年の一部改良時により厳しくなった歩行者衝突安全基準へ適合させるためにドアミラーのみとなった。
このマイナーチェンジで前席ベンチシートも設定廃止となり、シフトレバーについてはコラムシフトのみに整理された。
なおY31は1987年から2002年まで直6LPGエンジン車を設定していた事もある。
長年のライバルはトヨタのコンフォートとクラウンコンフォートであった。
