データ
学名は「常識を超えた福井の略奪者」を意味するフクイヴェナトル・パラドクサス。骨格は全身の7割が発見されており、恐竜全体としてはカムイサウルス(むかわ竜)には敗れたものの、現在のところ日本産の獣脚類としては最も保存状態が良い恐竜である。
全長245cm、体重は25㎏ほどの小型恐竜で、かつてはドロマエオサウルス科に分類されたが、現在ではより原始的なマニラプトル形類に分類されている。食性も肉食と考えられていたが、へら状の歯や鋸歯のない歯を持っていたことから、雑食性だったとする説が濃厚となっている。