カノン・サンダーバード
かのんさんだーばーど
CV:土岐隼一
概要
長距離攻撃が得意な怪鳥だが、見てくれは誰がどう見ても巨大なヒヨコ。
しかも性格はどう考えても悪の秘密組織にそぐわないくらい善良。
あからさまに着ぐるみな怪人は過去に例があるので、そこまでおかしい話でもない。
元ネタはもしかしなくても特撮で度々見られる機械と動物の合成怪人。
これでも当初はかっこいい肩キャノンを装備した鳥人のようなデザインで造られる予定だったが、複数の事業所と共同開発する上で他の方から意見を求めたところ、戦略推進部には(開発期間やコスト的に)無駄なパーツが多いと言われ、デザイン部には美しくないと評され、システム制御部には変形機構を手が挟まったら危険と指摘され、直営工場には現実的な設計にしろと言われ、あれこれとデザインを何度もリテイクしていく内にもはや鳥でもなんでもない無機質なデザインになってしまい、最終的に(通りすがりの)アカシックの鶴の一声で結果として当初の面影も全くない今のデザインになった。
やたら事情が生々しすぎるが、こうした大人の事情との衝突はリアルの特撮界では日常茶飯事なのである。
ちなみに、変形機構へのダメ出しはどちらかといえば玩具化を前提とした際に起こるもので、そもそも商品化の機会に恵まれない悪の組織にはあまり縁のない話である(これで実際に事故を起こした特撮玩具がある)。
アニメでの敗北シーンでは、実写での特撮のカポック爆破が行われた。
剣神ブレイダーに敗北してしまった後はアガスティアのフロント企業のひとつであるテーマパークで働いている。
なお、剣神ブレイダーにはほぼ瞬殺されているが、実は銃の腕前は一流且つ、落雷を誘導させて攻撃する能力を持っており、見かけに寄らず高い戦闘力を持つ。
魔法少女ピリアマギアに襲われたヒュドラを救出し、追撃しようとしたマギアローゼを上記の能力で撃退に成功している。
それを期にヒュドラから懐かれ、カノンも満更ではない様子だが、姉4匹に冷やかされて居心地が悪く感じている。
余談
モチーフは、ネイティブアメリカンの伝承に登場する霊鳥サンダーバードであり、初登場回で明言されている。