カノン・サンダーバード
かのんさんだーばーど
CV:土岐隼一
長距離射撃特化型怪人(初稿案)
カノン・サンダーバード(CANNON THUNDERBIRD)
体内の落雷誘導装置グレート・スピリッツにより
意図的に落雷を発生させる。
エネルギー変換機能により電磁場を発生させ
強力なレールガンで敵を破壊する。
特殊能力:落雷誘導能力
(アニメ第2話 極秘企画書より)
長距離射撃特化型怪人(決定稿)
カノン・サンダーバード(CANNON THUNDERBIRD)
体内の落雷誘導装置グレート・スピリッツにより
意図的に落雷を発生させる。
瞬間的な出力は強大だが、それを利用する
予定だったレールガンは未実装。
特殊能力:落雷誘導能力
(アニメ第9話より)
長距離攻撃が得意な怪鳥だが、見てくれは誰がどう見ても巨大なヒヨコ。
しかも性格はどう考えても悪の秘密組織にそぐわないくらい善良。
あからさまに着ぐるみな怪人は過去に例があるので、そこまでおかしい話でもない。
元ネタはもしかしなくても特撮で度々見られる機械と動物の合成怪人。
これでも当初はかっこいい肩キャノンを装備した鳥人のようなデザインで造られる予定だったが、複数の事業所と共同開発する上で他の方から意見を求めたところ、戦略推進部には(開発期間やコスト的に)無駄なパーツが多いと言われ、デザイン部には美しくないと評され、システム制御部には変形機構を手が挟まったら危険と指摘され、直営工場には現実的な設計にしろと言われ、あれこれとデザインを何度もリテイクしていく内にもはや鳥でもなんでもない無機質なデザインになってしまい、最終的に(通りすがりの)アカシックの鶴の一声で結果として当初の面影も全くない今のデザインになった。
やたら事情が生々しすぎるが、こうした大人の事情との衝突はリアルの特撮界では日常茶飯事なのである。
ちなみに、変形機構へのダメ出しはどちらかといえば玩具化を前提とした際に起こるもので、そもそも商品化の機会に恵まれない悪の組織にはあまり縁のない話である(これで実際に事故を起こした特撮玩具がある)。
アニメでの敗北シーンでは、実写での特撮のカポック爆破が行われた。
剣神ブレイダーに敗北してしまった後はアガスティアのフロント企業のひとつであるテーマパークで働いている。
なお、剣神ブレイダーにはほぼ瞬殺されているが、実は銃の腕前は一流且つ、体内の落雷誘導装置『グレード・スピリッツ』による落雷攻撃する能力を持っており、見かけに寄らず高い戦闘力を持つ。
魔法少女ピリアマギアに襲われたヒュドラを救出し、追撃しようとしたマギアローゼを上記の能力で変身解除に追いやり撃退に成功している。
それを期にヒュドラから懐かれ、カノンも満更ではない様子だが、姉4匹に冷やかされて居心地が悪く感じている。
ちなみにヒュドラとの仲はアガスティア内ではほぼ公認である。
実地試験も兼ねた海水浴に赴いた際は、ヒュドラにかっこいい所を見せる為にウルフとの水泳で、複数のエネルギー変換機構を活かした潜水艦航行を行ったり、スイカ割りを電波反射による3Dマッピングを活用した早打ちによって0秒89を叩き出すなどしている(ウルフもウルフで黒井津にいい所を見せるためにカノンに張り合っていた)。
しかし、その最中に内部機能の一部が漏電してしまい、海中で動けなくなったが、さっきまでいがみ合っていたウルフや、黒井津とヒュドラが救助を試み(アニメではメルティも参加)、アカシックが海を割った事で助かった(ただし、そのせいで新聞沙汰になるほどの騒ぎになり、アカシックも含んだ全員がメギストスに叱られてしまった)。
なお、機械部分以外は生身であり、食べすぎると太るし、痛風も患う。
モチーフは、ネイティブアメリカンの伝承に登場する霊鳥サンダーバードであり、初登場回で明言されている。
飲み会では焼き鳥を食べおり、アニメではメルティにツッコまれていたが、そもそも上述通り伝承上の怪物がモチーフであるので気にしていない(自然界でも猛禽類が他の鳥類を捕食する事があるので、不自然ではない)。
自身を含む怪人という存在に対してある種の諦念を抱いている節がある。
なお、アニメでは酔うと支離滅裂な例えをする。
アニメ最終話でZet Arcの機械化怪人軍団との戦闘でレールガンらしき銃を持っているシーンが存在する。