メギストス
めぎすとす
CV:稲田徹
『絶対零度参謀』の異名を持つ秘密結社アガスティアの最高幹部。参謀の肩書きに恥じない頭脳とカリスマ性を誇り、常人の三倍の仕事量を難なくこなす事から『三倍偉大(トリスメギストス)』とも呼ばれている。
いかにも悪の組織の参謀な見てくれの持ち主。悪の組織の参謀なだけに性格は横暴に見えるが、その反面お人好しかつ部下想いと言った、本当に悪者なのかと疑いたくなるほどのホワイト上司である。
例えば怪人開発のプレゼンの際にも、至極真っ当かつ的確な指摘で急ごしらえのでっち上げだと見抜いた上で、怪人開発部が休んでいない事も見抜いて事前に申告すれば期限を更に伸ばした事を伝え、有給休暇を使ってでも休むように言った程。その一方で黒井津燈香の熱心なプレゼンを認めて期待する言葉をかけている(その上で、同じ失敗がないようにしっかり釘を刺している)。
また、組織が抱えるフロント企業や系列が作った製品やゲームを責任者として自ら体験し、問題点がないかを調べている(しかも、ゲームに関してはカジュワルプレイと廃人プレイ両方の面で検討している徹底ぶり)。
バレンタインでは可愛らしいエプロンを着用したり、アイドルになったマミーの歌の歌詞と曲をプロデュースしたりと結構ノリノリな一面を見せる。
彼の頭脳は分割思考で、状況に合わせて主観的・客観的などあらゆる思考に分け、仕事しながら使わない部分を休ませて半分休憩するという事ができる。
戦闘能力も高く、冷気や氷を操る能力を有する。戦闘員の面接に潜入した魔法少女ピリアマギアに対して「強敵」と評していたが、彼女たちの全力の攻撃に完封してほぼ無傷な上に、わざわざ見逃す形で帰らせた。しかも、そのまま面接を続行していた。
アニメではその後、戦闘員募集に志望していた水木香恋を面接していたが、「何か悪事を働いた事があるか?」という質問に対し、悪の組織としてはみみっちい悪事しかしていない上に自傷的な水木の言動に言葉を失うほど困り果てた(なお、その後現れた松山平気によって水木を連れて行かれ、メギストスは次の志望者を呼ぶことにした)。
ヒーローに対しては相手が子供であろうと戦う事を公言し、尚且つ子供を潜入捜査に向かわせる正義運営協会を「まともではない」と断じている。
こうして部下を上手くコントロールしてはいる一方で、むろん彼もまた、お子ちゃまなボス・アカシックに振り回されている。ぶっちゃけ自身は有能だが上司が酷い中間管理職の見本とも言える。
ただし、海水浴に向かったアカシック達が新聞沙汰になるほどの騒ぎを起こした時は窘めており、この時はアカシックも謝罪していた。
見た目はどう見ても人間ではないが、内面はとても人間くさいキャラクターと言えよう。仕事大好きな仕事人間であるためか、私生活面はかなり大雑把であり、小綺麗なところよりも泥臭く小汚い場所の方が落ち着けてしまう哀愁漂うおっさんである。
なお、飲み会では無礼講と言いながら真っ先に寝落ちするタイプ。
モチーフはおそらくヘルメス・トリスメギストス。
魔王(姫様“拷問”の時間です):いかつい外見であるが、本心が優しい悪人面キャラ繋がり。
ヴァンプ将軍:悪の組織の幹部でありながら内面がオカンであり、部下から強く慕われている。更には、ご近所付き合いもしているので、一般市民からの人望も厚い。
ドギー・クルーガー:担当声優が同じだが、こちらは正義側。警察としても上司としても有能であり、部下の成長を想って敢えて厳しく突き放すが、本当のピンチには颯爽と駆けつける事もあり、部下から強く慕われている。ユーモアにも明るい。
ドラグギルディ:担当声優が同じかつ外見も似ている悪の組織の幹部、ただし所属は主人公サイドの敵対組織。
ガチレウス:声優が同じ悪の幹部繋がりだが、彼はメギストスとは逆のブラック上司のような存在である。
正義運営協会の三修満によると元は小木原という人物だったらしく、三修満、佐田巻零忌とともに何らかの組織、集団に所属していたらしい。
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『怪人開発部の黒井津さん』のメギストス様の素敵さにやられ、あんなに素敵な上司なら憧れている部下が山のようにいるだろうなぁという妄想から、その中の一人とメギストス様のなんてことない日々のひとコマを。592文字pixiv小説作品