CV:前田佳織里
概要
世界征服を企む秘密結社アガスティアに在籍し、日夜怪人開発に勤しむ女性研究員。
かなり安い報酬で働いているため、報酬のいい幹部を目指し、仕事に明け暮れている。ゆえに、「女子力?何ですかそれ??」状態に陥っている。ただし、別の意味での女子力はかなり高いのだが。
柔軟性のある発想力で怪人の開発を行ってはいるのだが、予算不足に悩まされ、残念なイケメンのマッドサイエンティストにして直接の上司である佐田巻始や、見てくれこそお子ちゃまだが組織のボスであるアカシックの無茶振りに振り回されており、ゆえになかなか結果を残せずにいる。
ただし、やはり悪の組織の人間なので、黒い一面を露わにする事もある。
実際、目的達成には躊躇が無く、大幹部にも物怖じせずに発言したり時には嘘やハッタリを使うことも辞さない。
大幹部の1人である不滅のカミュラに究極万能細胞の提供を直訴した際に当人から
「どんな手段でも構わぬ、見事(究極万能細胞を)手に入れてみせろ」と言われ、実力行使に出るが失敗(漫画ではウルフのみ被害にあったが、アニメでは黒井津と佐田巻始も被害にあった)。
その後、アイドルのライブ会場で偶然カミュラに出くわした事を利用し、彼女の涙を拭ったハンカチから究極万能細胞の抽出に成功している(そのせいでカミュラから苦手意識を持たれている)。
その一方で、どんな形であれ自分が開発に関わった怪人には愛着を持ち、周囲からその熱意を認められている。
また、彼女が計画した怪人は設計に余裕、ゆらぎのようなものが設けられており、通常の怪人よりも個性があり、柔軟性があるため本来の役割以外の様々な業務がこなせる。
このため制作費が増加しているが、アガスティア自体怪人の用途の拡張を目指しているので特に問題になっていないようである。
このように日々(苦労も含めて)奮闘しているが、
本人曰く「明確な夢や目標がないと頑張れない性格」との事であり、やや自虐気味な様子でこの事を語っていた。
開発部だが戦闘力は高く、コミックのおまけイラストでは怪人ネスコに扮して剣神ブレイダーに立ち向かい、互角に渡り合った(勝敗は不明)。また、怪人目的のナンパを軽く撃退している(アガスティアは一般人へのテロ行為を禁止しているので、殺害しないように気を付けている。そもそも一般人を殴る事も禁止されている)。
ちなみに、表向きには眼鏡をかけたOLに扮しており、剣神ブレイダーの変身者である佐田巻健司とは弁当屋で顔を合わせているが、双方とも相手の正体を知られていない(というのも、健司が女性に免疫がなく、まともに顔を見ていないので、アガスティアとしての黒井津の顔を朧気にしか覚えていないからである)。
なお、健司に仕事は何をしているのか訊かれた際、「人には言えない仕事」と答えている(そのため健司からいかがわしい仕事をしていると思われた)。
20話では、カノン・サンダーバードから6年前に壊滅したはずの悪の組織『ダークゾーン』の怪人の生き残りが現れたと聞いて顔色を変えており、その後、生き残りと戦うウルフ・ベートの前に、闘星戦隊メテオールの一員・メテオブラックが現れる。カノンから燈香に連絡があったあとに、正義運営協会に何者かから連絡が来たことから、何かしらの関係性が見られる。
そして30話にて闘星戦隊メテオールの元メンバーである事が発覚した。
怪人技術の平和利用のためにメテオール解散後アガスティアに入社している。(アガスティア、正義運営協会双方はこれを黙認している。)