「パンパシ駅伝、俺も見たかった~!」
概要
Task.37「憧れの芸能界」に登場する数多のジャリュウ同士の殺し合いを制し、最後の1体になるまで勝ち残った事で創造王リュウオーンよりパワーを授かり、最強の形態に進化した第5の邪悪竜。
外見的には頭部に黄色い3本の角が生え、首周りにも白とオレンジの襟巻が付いたピンク色のドラゴンのマスコットキャラという、これまでの邪悪竜とは180度変わって可愛らしい姿を持つが、それもそのはずこいつはMOEテレビに潜入すべく意図的にパンパシ駅伝のマスコットキャラ「デンベエくん」そっくりに似せて作られているからである。
マスコットキャラだけあって一見すると可愛いが、そこは曲がりなりにも邪悪竜。
戦闘では口から高熱火炎を吐き、専用の剣を怪力で振り回して大暴れする等、その凶暴性からやはり彼もまた人類に仇為す危険な存在なのだ。なお、本物との違いは靴を履いていないこと。
活躍
大御所俳優・丹原敏郎が所有するプレシャス「繁栄の石」の指輪を入手すべく、デンベエくんの着ぐるみになりすましてMOEテレビに潜入。
靴を履いていない事で正体を見破られると爆発直前の指輪を入手し、或る武器にセットする事で超エネルギーを得ようとするも、マネージャー見習いの堀西さくら子として彼に付き添っていたさくらに奪い取られた挙句、彼女が指輪を特殊な液体に漬け込んだ為に爆発を封じられる結果となった。
その怒りから本性を表すと、6人揃ったボウケンジャーと交戦。剣を武器にボウケンジャーを圧倒する。
一方、ピンク以外の5人は子供達に人気のマスコットキャラそっくりな外見である手前攻撃を躊躇してしまうが、マネージャー見習い時に渡されたマニュアルの影響もあり「昔の農民の反乱(一揆=一気)」の様に攻めようとするピンクのシューターハリケーンとデュアルクラッシャー・ドリルヘッドを連続で叩き込まれて敗北。
直後にリュウオーンより生命エネルギーを注入されて巨大化。巨大戦では以前の戦いから戦線復帰したダイボウケンと交戦。巨大ジャリュウと共に追い詰めるも、シルバーの操縦するゴーゴーボイジャーの参戦によって形勢が逆転し、ボイジャーダイボウケンにジャリュウを一掃された末、止めのライディングアドベンチャードライブを喰らい、冒頭の台詞と共に爆散した。
余談
- モチーフは『爆竜戦隊アバレンジャー』のアバレンオー。黄色の襟らしき部分が爆竜プテラノドンの翼部分、そして頭部の黄色の角もそれを思わせる。
- デザインは難航し、企画者104の松井大氏が篠原保氏に「僕が、代わりましょうか?」と声をかけたというエピソードがある。
(松井氏はパンパシ駅伝のロゴは描いている)
- 外見こそマスコットキャラに意図的に似せて作りだされたが、靴を履いていなかったのは単にリュウオーンが靴を履いている事に気付かなかった故のミスだったと考えられる。裏を返せばそれさえなければ目的は達成出来ていた可能性が高い。
- 劇中でこそ躊躇しなかったさくらだが、演者の末永氏自身はDVD特典にて、「可愛かったから倒しづらかった」と語っている。
- デンベエが登場したTask.37には『電磁戦隊メガレンジャー』にてDr.ヒネラーを演じた森下哲夫氏が丹原敏郎役、『五星戦隊ダイレンジャー』のシシレンジャー/天幻星・大五役の能見達也氏が若林マネージャー役としてゲスト出演している。なお、前者は2年後の『侍戦隊シンケンジャー』でも第三十二、三十三幕にて榊原藤次役で出演している。
- 声を演じた石田氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、翌年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』ではバエ役でレギュラー出演している。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート ジャリュウ一族 邪悪竜
ギガノイド第2番「英雄」:『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場した怪人で、こちらも同じく作中に実在するキャラクターに扮した怪人。
銀河怪物カイジュルギン:『地球戦隊ファイブマン』の怪人で、同じく作中に登場する人形の外見をコピーした姿の怪人。
タツロット:『仮面ライダーキバ』に登場する中の人&ドラゴン繋がりのキャラクター。