林家正蔵
はやしやしょうぞう
落語家の名跡。当代は9代目。
- 初代……林家の始祖。怪談噺の元祖と言われた「怪談の正蔵」。
- 二代……「蒟蒻問答」「野晒し」の作者といわれる「沢善正蔵」。
- 三代……二代目柳亭左楽の前名。
- 四代……元は役者の「我善坊の正蔵」。
- 五代……享年100を誇った「百歳正蔵」。
- 六代……噺家以外の人間とも人脈が深かった「今西の正蔵」。
- 七代……初代林家三平の実父であり後述する九代目/現三平の祖父。
- 八代……三遊亭円楽を得て正蔵を襲名し後に名跡を海老名家に返上し林家彦六に改名、林家木久扇の師匠。
- 九代……当代(メイン画)。前名は「林家こぶ平」、父亡き後は兄弟子林家こん平の弟子となる。長男は林家たま平(九代目正蔵門下)。次男は林家ぽん平 (九代目正蔵門下)
- 林家正蔵の系統は5代目を持って断絶されている。
- 5代目から直接名跡を授受した6代目以降は全員2代目柳家小さん(禽語楼小さん、柳家禽語楼)の一門筋だが、直系の同門関係にあるのは7代目と9代目のみである(6代目の師匠2代目談洲楼燕枝、7代目の大師匠かつ8代目の師匠3代目小さんはともに2代目小さん門下の兄弟弟子)。
- 6代目や、7代目の実孫である9代目はともかく、7代目と8代目はそれぞれ別の名跡が絡んだすったもんだ(奇しくも両者とも柳家小さん・小三治の名跡が絡んでいる)の妥協策として「元々名乗っていた・狙っていた名跡より格上かつ誰も名乗っていなかった」正蔵の名を襲名する事となった、という名前は大きいが都合もいいという半ばぞんざいな扱いをされていた感は否めない。
- 2016年現在笑点メンバーの内落語協会とそこから分裂した円楽一門会は林家正蔵に関係した者である。
林家正蔵の編集履歴
2022/03/01 14:43:17 版