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ヒーローにして兇悪顔

ひーろーにしてきょうあくがお

OVAゲッターシリーズ第三弾「新ゲッターロボ」の売り文句の一つ。新ゲッターロボという作品の方向性が一目で分かる言葉である

「ヒーローにして兇悪顔」とは、「新ゲッターロボ」のコンセプトの一つである。後にこのコンセプトは、「マジンカイザーSKL」でも受け継がれている。

pixivにおける「ヒーローにして兇悪顔」

pixivのタグとしての「ヒーローにして兇悪顔」は、「新ゲッターロボ」の主役である流竜馬神隼人武蔵坊弁慶のイラストの中から、とても兇悪そうな表情のイラストに付けられている。

これがその例である。

・・・え?悪役じゃないのかって?ご安心下さい、これが主人公達で間違い御座いません

この素敵な凶悪面に違わず、新ゲッターチームの三人はどいつもこいつも問題児揃いである。端的に言えば流竜馬は喧嘩バカ、神隼人テロリスト、ベンケイは破壊坊主である。

そろいもそろって正義とか愛とか、そんな綺麗事はティッシュに丸めてポイしたかのようなぶっ飛んだ人間の集まりであり、滾る血潮と迸るゲッター線の赴くままに鬼を殺し、陰陽師を殺し、仏をも殺す暴れっぷりを視聴者に叩きつけた。

無茶苦茶だが、問答無用で視聴者のテンションを爆上げさせる痛快さから、「ヒーローにして兇悪顔」というフレーズはゲッターファンの脳裏に焼き付いた。

その後も脈々と兇悪顔の遺伝子は引き継がれてゆき・・・