概要
漫画版「デビルマン」世界のパラレルワールドという位置づけでスタートする。
基本的には『デビルマン』の主要キャラ設定を男女逆転させた形を取っている。
1998年にアニメ化され毎日放送で放映されたが、設定も結末も原作とは全く異なる別個の作品となっている。
また、2012年にアニメ版を元にしたパチスロ「GRデビルマンレディー」が制作されている。
あらすじ
漫画
主人公の高校教師・不動ジュンは水泳の元オリンピック選手でテニス部顧問。
日ごろから「戦いたい」という体の疼きにさいなまれている。
ある日、合宿中にビースト化した大学生に襲われ、生徒達が次々とビーストの餌食になっていく。
とうとうジュンも襲われて死を覚悟した瞬間「デビルマンレディー」として覚醒し…
アニメ
この項目は書きかけです
結末について
ネタバレ注意
デビルマンの続編の一つである。
平たく言えば、堕天使サタンが大好きな不動明に自分を理解してもらう為、更には敵の目を掻い潜り明を出産する為に精神分裂をする話(マジで)。
「バイオレンスジャック」同様、ラストの展開はファンの間でも賛否が割れるものになっているが、永井豪本人は自伝で「デビルマンより面白いかも?」と自画自賛しており、
作者の立場としては満足のいく結末になっているようだ。
バイオレンスジャックとの関係
分岐した世界線とも、ジャックの後の世界とも考えられる。
因みに何れにせよデビルマン後の正当続編はバイオレンスジャックである。
デビルマンスレによる考察では以下の様な例がある。
パラレルワールドの場合
ジャック:デビルマン本編後、サタンが再生した世界。これは普通に本編で明言されている。
レディー:デビルマン本編後、ミカエル達が再生した世界。
明の発言や、ジャックと違い牧村美樹本人が蘇生されている事から、サタン本人が世界再生に関わっていないと考えられる。
ジャックの続編の場合
併し、この不動明、偽者の可能性がある。
永井豪の作品は俗でありながら、どこか文学的である。
サタンと明の関係と酷似する竜馬と門土という二人が居るのだが、じつは門土は途中で死んでおり、竜馬が生み出した模造品が物語の中で門土として存在していたのだ。
これは正にサタンと明に置き換えられ、仮にジャックの明が偽物だとすると、それにより、不合理な箇所に合点がいくようになる。
上記の偽物説と世界一致説を前提として例に挙げると、下記の様な要素が出てくる。
- 明の発言の食い違い
明はジャック作中にて、サタンが自分に向ける重い愛を自覚している発言があった。しかし、同じく続編の「デビルマンレディー」での明は自覚していない。
これは、ジャックの明がサタンの想い描く、理想の明=自分の明への愛に気づいてくれる明であり、偽者だからだとデビルマン専門スレの考察では主張されている。
ジャックがサタンの創った偽物ならば、ジャックに女、男の姿があったのも、サタンの力を封じる為と謂うジャックの目的の裏で、サタンの両性具有の自分を明に理解してほしいという欲が働いていた可能性もある。
- 明の力の大きさの相違
ジャックに於いてサタンは明を自分と同じ全能として復活させた。
しかし「デビルマンレディー」では、幾ら地獄であるとは謂え、ジンメンやシレーヌに手こずっていた。
これもジャックの明がサタンの理想=自分と同じくらい強く、自分に殺される事の無い強い明だからであろう(実際ジャックに於いてサタンは明を殺してしまった事がトラウマと精神分裂の原因の一つになっている)。
仮にそうならば詰まる所このサタン、大好きな明が死んでしまった罰を自分に課す傍ら、大好きな明に救って欲しく(此れは作中で明言されている)、それに世界を巻き込んでいた事になる。。
- 記憶の消滅
ジャック終盤とレディーレディーでは同一的な現象が出ているの。
バイオレンスジャックの記憶は人々から何故か次第に薄れており、実際に長期間共に行動した人物ですら、顔も思い出せなくなっている(当人も不思議な事だと見なしている)。
レディーでも、不動ジュンが何故か急速に明の記憶を失っており、
人々からアーマゲドンの記憶すら消えている。
これは、神の軍ミカエルの仕業で、神にとって都合が悪い歴史は人々から消していたらしい。
つまり、バイオレンスジャックの世界もミカエル達が干渉し、都合が悪かったので、創り変えたのだと謂う考えが出てくる。
それがレディーの世界である。
なればこそ、サタンの終盤での「これは、(神に侵略された)地球に再び楽園を取り戻す戦いなのだ」というセリフが生きてくる
因みにジャックのサタンは意図せず、レディーのサタンは意識的に精神分裂を行うという対比がある。
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