ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ヒトガミの編集履歴

2022-03-12 23:41:50 バージョン

ヒトガミ

ひとがみ

ヒトガミとは、ライトノベル『無職転生』の登場人物である。

CV:くじら


僕はヒトガミだ

神様だよ


概要

ターニングポイント1で魔力災害に巻き込まれたルーデウスの夢の中に現れた謎の存在。本人曰く、面白そうだから助けてやるとのこと。

以後不定期にルーデウスへと接触し、お告げと称して様々な助言を与えている。未来が見えるらしくその内容はかなり的確。


人物像

全身にモザイクが掛かっているような印象を受ける特異な外見の持ち主。

外見同様に口調も胡散臭く、実際に対面したルーデウスは詐欺師のような気配を感じていた。しかし後述の「他者に信頼される呪い」のお陰で、イレギュラーである異世界人以外とは円滑なコミュニケーションを図れる模様。


能力

  • 未来視

極めて強力であり、自身の他に三人までの未来を見通すことが出来る。予見眼とは違い、最低でも百年近い歳月を見ることが可能。ヒトガミはこの能力を使うことで他者の未来に干渉し、結果的に自分の利益となるよう物事を運ぶ。本人の語るところでは、魔眼の一種らしい。またヒトガミ自身の未来を見ることをやめれば、三人以上の未来を見ることも可能とのこと。

  • 遠視

魔界大帝キシリカ・キシリスが保有する万里眼や千里眼などと同系統の能力。ただしヒトガミの保有する遠視はそれらよりも強力。

  • 信頼させる呪い

他者から無条件で信頼を得る能力。実際にその影響下に置かれたものの独白によると、神々しい気配を纏っているように見えるらしい。敵対関係にある龍神オルステッドの持つ「あらゆる生物に嫌悪、恐怖される呪い」とは対照的である。ただし、オルステッドの呪いが疑う余地のないほど絶対的な印象を対象者へ与えるのに対し、ヒトガミの呪いはヒトガミ本人の言動次第で印象に変化を及ぼす余地を残す。そのため、ヒトガミと関わったもの全てがヒトガミに対して好印象なわけではない。また、ルーデウスなどの異世界人には、この呪いの効果は及ばない。


その他にも詳細は不明であるが、

  • 人間の夢の中に現れる
  • 相手の心を読む
  • キシリカ・キシリスの万里眼の妨害
  • 世界を崩壊させる光の球体を放つ

などの様々な能力を持つ。具体的な戦闘描写はないが、それでも七大列強上位の誰よりも強い。

しかし、ヒトガミはこれらのチート能力に頼り切りなため、本人の先見性や演技力などに関してはかなり低レベルである。


過去

『無職転生』本編の数万年前を描いたスピンオフ

『古龍』の昔話では、六柱の神の一柱である『人神』としての姿が描かれている。他の神々からの信頼も厚く、神同士での話し合いの場を設けるなど世界の発展に尽力していた。

ルーデウスの時代の伝承では、その後に悪しき龍神が他の世界を滅ぼし最後に人の世界が残ったとされているが……。


ネタバレ

以下ネタバレ注意













本性

如何にも善人ぶって近づいてくるが、その腹の内は外道そのもの。与えてくる助言は相手のことを思いやっているように聞こえて実際は全て自分の保身のためである。しかもただの自己中というわけではなく、今までの助言で信頼した相手を最後に騙してその破滅する様を楽しむという醜悪な趣向を持つ下種。平然と嘘をつく面の皮の厚さや、自分の失敗を他者に押し付ける無責任な様、想定外の状況に恐怖し喚き散らす小物ぶりなど、性格面を批判する言葉は尽きない。

臆病であるがゆえに、最も厄介な本作の敵。


主な悪行

  1. 初代龍神の妻を始めとする各世界の要人を殺害し、神々の同士討ちを引き起こして四つの世界を滅ぼす。(この責任は龍神に全て押し付けている)
  2. ヒトガミの暗躍に気づいた龍神に初代五龍将をけしかけ、隙をついて龍神に致命傷を与える。この際に龍の世界をも滅ぼしている。
  3. 瀕死の身で追撃してきた龍神を殺害し、唯一の神として無の世界へと閉じこもる。
  4. 第二次人魔大戦で闘神を操り、生き残っていた最後の五龍将である魔龍王ラプラスを抹殺。余波で大陸に大穴が開いたほか、闘神自身と闘神の想い人であった魔界大帝キシリカ・キシリスが死亡している。

ヒトガミの使徒

ヒトガミに助言を受けて無意識のうちに操られている存在。未来を見れる人数の制約から、一時点で最大三名までしか操れない。また、使徒にできるのは六面世界で過去に人間として扱われていた種族(人族、魔族、獣族、海族、天族、龍族)であり、人外は操ることが出来ない。

以下は『無職転生』本編で使徒であった経歴持ちの人物の一覧。


  • ルーデウス・グレイラット
  • ルーク・ノトス・グレイラット
  • レイダ・リィア
  • ダリウス・シルバ・ガニウス
  • レオナルド・キングドラゴン
  • ギース・ヌーカディア
  • バーディガーディ
  • ビタ

なお、数多のループの中で一度でも使徒になった者はオルステッドのブラックリストに載り、優先的に殺害される。


関連人物

  • ルーデウス・グレイラット

彼の持つ運命への干渉力を利用し、自分に都合のいい未来を作るために接触した。しかしあと一歩というところで起きたイレギュラーにより、自身の本性と目的を知られて計画は失敗する。さらに問題なことに、自身に対抗するべく宿敵である龍神と手を組まれてしまった。以降は彼の命をつけ狙っていたが、ビヘイリル王国での戦いで主だった手駒を失い断念。彼の死後に彼の子孫を殺し合わせるべく方針を転換し、準備を進めている。

  • ララ・グレイラット

ルーデウスの娘。彼女がオルステッドと知らない顔の少年と共に自分を倒す未来を見る。その未来を回避するべく、全力で彼女の誕生を阻止しようとしていた。誕生以降も、その動向に注視して妨害を試みている。

自身の破滅をもたらす存在の母親ということで、かなり初期から殺害を目論んでいた。ルーデウスにお告げと反する行動をとられたことで一度は失敗したが、続く二度目で王手をかける。しかし全く予期せぬ存在の介入で失敗。

  • オルステッド

因縁の相手。オルステッドのループが終わる条件としてヒトガミの死が設定されているため、どう足掻いても対立する運命になる。しかし、それ以上に過去のループで彼にした所業の数々から、途轍もない殺意を向けられている。ヒトガミから彼への評価は「短絡的な馬鹿」とのこと。

  • ギース・ヌーカディア

ヒトガミ自身にとっては取るに足らない使徒の一人にすぎないが、ギースにとってヒトガミは故郷を滅ぼした敵であり命を救われた恩人。後にヒトガミに再び協力したギースは、ルーデウスたちにとって最大の難敵となる。

  • ラプラス

自身の本性を知っており、長年に渡って命を狙ってきた目の上のたん瘤。しかしラプラス自身が生み出した狂気のアイテムを利用して、第二次人魔大戦時に滅ぼすことに成功した。以後不完全な形で復活したラプラスの半身は、ヒトガミの最大の盾となる。

  • 初代龍神

暗躍する上で最も警戒していた存在。彼を葬ったときのヒトガミの喜ぶさまは、醜悪の一言。

  • 少年

ヒトガミにとって最悪の未来を生み出すピースの一つ。

予期せぬ反撃。



残る謎

神の力を持つヒトガミであるが、どういった経緯でその力を手に入れたかに関しては明かされていない。五つの世界が滅んでいない太古の時代では人の世界の神を装っていたが、初代龍神からは本物ではないと断言されている。ラプラスの推測では六面世界を造った創造神の死骸を無の世界で発見した何者だとされているが、果たして……。


関連動画


関連タグ

無職転生

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました