「妾はキシリカ・キシリス!
人呼んで、魔・界・大・帝!」
CV：井口裕香
概要
二度の人魔大戦において魔族を率いて人族に戦争を仕掛けた「魔界大帝」。「復活の魔帝」「魔眼の魔帝」などの2つ名を持つ。
10種類以上の魔眼を持っている上に、他者の眼を魔眼に変えるという能力を持ち、かつてはその能力によって配下の全てを魔眼持ちにし、魔族を統べるほどの力を得た。
また、死亡しても500年で幼女形態で復活し、もう500年で完全体の大人の姿になる。
これらの特異性ゆえか他の魔帝と呼ばれる人物よりも上位の存在とされており、「魔界大帝」と呼ばれている。
ただし、実力不足なので魔神とは呼ばれない。
いつまでたっても魔神と呼ばれない事は気にしてはいないが、魔神となったラプラスばかりがもてはやされている事に愚痴をいったり、餓死しそうな事をラプラスには知られたくないと言ったり思うところがあるようす。
長寿な者が少なくない作中の登場人物の中でも特に長い時を生きている人物であり、少なくとも『無職転生』本編の7000年前に勃発した第一次人魔大戦の頃には魔帝として活動していた。
容姿
紫色の髪と山羊のような角にオッドアイそしてやたらと際どい服装が特徴的な幼女。年寄り臭い喋り方をする、いわゆるのじゃロリ。
本編で幼女の姿をしているのは復活して間もないためで、完全体と呼ばれる姿はグラマラスな美女であるらしい。
別作品の描写から不死魔族の血を引いているようであるが、不死魔族の魔王であるバーディガーディやアトーフェラトーフェと比べると、比較的人族に近い容姿をしている（そもそも不死魔族の外見は個人差が大きく共通点が少ない）。
人物像
経歴だけを見れば長きに渡って人族を苦しめてきた恐ろしい存在のようだが、その性格は自堕落かつ退廃的で馬鹿だと有名。
魔族のトップの座は魔神ラプラスに奪われているような状態なうえに、人魔大戦で人族に大敗し、結果として魔族の地位を貶めたからか、同胞である魔族からすら軽んじられている節があり、復活しても周囲に相手にされず、古い友人からは「今は平和だから大人しくしてて」と諫められている。
本人曰わく殺されたのは2回だが、作者によると餓死などでしょっちゅう死んでいるらしい。
食い物にありつけず、行き倒れていることもしょっちゅうであり、酒代が払えず売り飛ばされそうになったり、食べ物で釣られて捕まるなど、ぞんざいな扱いを受けていることが多い。
しかし食べ物を与えてくれたお礼として魔眼を与えたり、自身の魔眼を使って探し物を手伝ったりしている。
能力
10種類以上の魔眼を持ち、さらに他者の眼を魔眼に変える能力を持つ。
魔眼と言っても、相手の死の線が見えて、それを切ると確実に殺せるといったものではなく、直接戦闘に使えるようなものは少ない。
本人の戦闘力は大したことはないらしいが、幼女形態でも聖級剣士並みの身体能力を持つ相手を抑え込んでいるのでトップクラスを基準にした話かもしれない。
作者によると魔眼を与える能力はザノバやエリナリーゼと同様に呪いと呼ばれる魔力異常によるものらしい。
所持している魔眼
- 魔力眼
魔力を直接視認できる魔眼。1万人に1人ぐらいは持っている最もポピュラーな魔眼で、他の登場人物だとギレーヌが所持している。他者に与えることができる魔眼の1つ。
- 識別眼
見た物の詳細が知ることができる魔眼。ただし、キシリカの知識に基づいているため、キシリカが知っている限りのことしか知ることはできない、間違って覚えていると間違った情報がでる。他者に与えることができる魔眼の1つ。
- 透視眼
壁などを透視できる魔眼。生き物と魔力の濃い部分は透視できない。他者に与えることができる魔眼の1つ。
遠くを見ることができる魔眼。直線上に障害物があると、そこで視界が遮られる。他者に与えることができる魔眼の1つ。
千里眼の上位互換にあたる上位魔眼。障害物の有無に関わらず世界のあらゆるものを見渡せるが、魔力が濃い場所は見えにくいらしい。完全体にならないと他者には与えれない。
- 予見眼
数瞬先の未来を見ることができる魔眼。魔力を調節することで見える未来の長さを変えることができるが、それが長ければ長いほど未来がブレて、使用者に負担がかかる。他者に与えることができる魔眼の1つで、キシリカのオススメとのこと。
- 吸魔眼
魔力を吸う魔眼。自分の使った魔術にも作用するため使い勝手が悪い。他者に与えることができる魔眼の1つだが、あまりオススメできないらしい。
