概要
腰までの長い黒髪。ともすれば少女のようにも見える美しい少年。
満月の夜(最も魔力が高まる時とされる)のたびに裸身で唐突に現れ、唐突に消える神出鬼没の存在。
魔女であるシールケすら出現する直前まで気配を察知出来ず、また不思議な気(オド)を感じていた。
キャスカによく懐いており、逆にガッツやイシドロはチラ見してすぐに顔を反らす。
…かと思えばガッツの甲冑にじゃれつくような仕草も見せ、あやうく落ちかけた所をガッツとキャスカの二人に受け止められた事もあり、イシドロやパックはその様子を「親子」と評した。
作中ではガッツが少年を見てキャスカとの間に生まれた「本当の子供」である幼魔を思い出す描写がある。またシールケは妖精島の使い、あるいは花吹雪く王の化身ではないかと推測しているが、今のところ真偽は謎のまま。
肉声を発した事はなく、それゆえ名前などは不明。
だが狂戦士化したガッツを正気づかせるため、無貌の子供の姿をした光体で語り掛け、なだめた事が数度あり、それによってシールケの「呼び戻し」が成功している。