概要
初出は魔神皇によって魔界に落とされた軽子坂高校が舞台の『真・女神転生if...』で、種族は悪霊で上位LV13の、シリーズ中では数少ないひらがな表記の悪魔である。
見た目はマスクで顔の下半分を隠した、ロングコートを着込んで鎌を持った青肌の怖ろしい妖女で、元ネタは1978年頃から噂される口裂け女。
本作は現代の高校が舞台であるということもあり、都市伝説で語られる怪異が何体か登場している。
嫉妬界に複数体で出現し、こちらの行動を阻害する複数体緊縛魔法「シバブー」、眠りを付与する「子守歌」、相手のHPを吸収し自身を回復させる「デスタッチ」を持ち、何気にエナジードレイン効果の「悪魔のキス♀」を持つので注意が必要である。
なお合体を駆使すれば仲魔にすることも可能で、麻痺回復のパララディも使用できるが、種族特性的に呪殺系が効かず銃撃や技が効ききにくい反面、破魔と火炎には滅法弱い。
『if』の段階では微妙に嫌な敵という扱いであったが、スピンオフとして制作された『女神異聞録ペルソナ』では、ATLUS作品ならではのドSなスキル構成および特殊攻撃時の不気味なモーションによって、プレイした者に強烈な印象を残している。
詳細はクチサケの記事参照。
『ペルソナ2罪』においては種族が一回しか戦闘できない「噂悪魔」の、氷結系を得意とするものに変更されて「岩戸山」に出現する。
今作においては噂悪魔になる前段階の事象が存在しており、ストーリーの進行後、とある人物が変装のために、大きなマスクをつけて街を歩きまわっていたことが原因であることがわかった。