曖昧さ回避
『女神異聞録ペルソナ』のクチサケ
LV34と種族内でも上位の悪魔で、中盤後半のダンジョン「マナの城」に出現する。
初出は『真・女神転生if...』でトップビューの大きなマスクにロングコートを着て鎌を持った妖女という姿であったが、スピンオフとして制作された本作用としてクォータービュー風のドット絵に修正され登場した。
※左『if』版 右『ペルソナ』版
なお本作ならではの戦闘アニメーションでは、マスクを外した頭部が口裂けというレベルではないほどの、大きな口を持った怪物に変形するのでギョッとする。
特筆すべきは、複数体で出現した上で呪殺系全体魔法「マハムド」を連発してくる極悪なスキル構成で(今作では即死ではなく呪殺属性のスリップダメージ付与であるがそれでもキツい)、多くのプレイヤー達を全滅させてトラウマを与えた。
さらにこちらをバーサクさせてしまう「バルザック」や名前の通りの「まひかみつき」、男性のみ麻痺させただけではなく重ね掛けでエナジードレイン効果がある「あついくちづけ」まで使う。
呪殺系に耐性を持つペルソナや防具もあることはあるが、このダンジョン突入レベルでは対策しきれないことが多いために、ここで心が折れたプレイヤーが多かったと思われるのである。
戦闘回避する方法の一つとして会話で機嫌を良くすればよいと思うかも知れないが、性格が「陰気・強気・短気・高慢」と、登場全悪魔のなかでも最も気難しいので、南条くんの「皮肉をいう」、ブラウンの「ナンパ」、レイジの「手品をする」などを駆使して喜ばせ、運良く興味MAXになったらスペルカードを手に入れてやろう。(指定された宝石を手渡したり、幽鬼・悪霊・屍鬼の敵悪魔から興味MAXでもらえることがある「幽霊の下駄」をブラウンが装備していればさらに成功確率が高くなる)
しかし、このゲームで頻発するバックアタックで先制はマジ勘弁なのである・・・
色違いの敵悪魔として安達ヶ原の鬼婆伝説をモチーフにした、全体攻撃魔法「メギド」や「マハジオンガ」、単体物理の「いちもんじぎり」、同じく「あついくちづけ」を持つLV29の「鬼女イワテ」が直前に登場しているが、通常でもなんとか対処できるので印象は薄い。
似たような例として、こちらを瀕死にする「デスティカ」を連発してくる夜魔ヒノエンマの群れや、自爆「バイナルストライク」+「マハザン」コンボの凶鳥モー・ショボー、全体即死の「ヘルズアイ」を掛けてくる外道グリーミーズ、ボス・死神タナトスなども印象深い。