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リヒテンシュタインの編集履歴

2012-02-19 17:02:54 バージョン

リヒテンシュタイン

りひてんしゅたいん

ヨーロッパにある立憲公国の名称。リヒテンシュタイン侯国。

ヨーロッパにある立憲公国の名称。


pixivのタグにおいては『Axis Powers ヘタリア』の登場人物「リヒテンシュタイン」のイラストが大半を占めるが、

国名のタグと区別をつける為「リヒテン」のタグを推奨する。


リヒテンシュタイン家が治める欧州の小国。元は神聖ローマ帝国の領邦の一つだった。

独自の軍事力を持たず、防衛を隣国のスイスに依存している永世中立国。二重内陸国。

関連項目

ヨーロッパ  国家

欧州最後の絶対君主制国家

リヒテンシュタインはかつて存在した絶対君主制国家とは異なるが、立憲君主制国家とも言い難い。リヒテンシュタイン公は君主大権を保持し続けており、君主が強大な政治的権限を有する欧州唯一の国である。そうである理由は以下の2点に由来すると考えられる。


リヒテンシュタイン家が富裕であり、国庫からの歳費収入に依存していないこと

歳費を必要としていないということは議会・政府側が有力な交渉上の切り札(「歳費の支給を停止する・増額する」など)を有していないということになる。また、移入君主であるリヒテンシュタイン家の家産はハプスブルク家(ハプスブルク=ロートリンゲン家)の重臣としてウィーンなどにおいて蓄積されたものであり同家の私有財産でしかなく、リヒテンシュタイン公国とは無関係である。このため、議会・政府側は家産を収公するための大義名分(「もとをただせば国民の物」など)を持っていない。また家産の大部分が国外にある現状では、リヒテンシュタイン政府が国有化宣言等を行ったとしても実効性を確保できない。

ちなみにリヒテンシュタイン家が国外に所有する私有地の面積の合計は、リヒテンシュタイン公国の国土を軽く凌ぐものである。もちろん地価総額もリヒテンシュタイン家の私有地の方が遥かに高額である。同家の資産総額は約30億ユーロ(約4800億円)とされる。そして1990年代以降、リヒテンシュタイン家は歳費を返上しており、経済的に完全に自立してしまっている。


1930年代のナチズムの台頭に対し君主大権を行使しこれを防いだこと

ドイツでのナチスの躍進にともなって公国内でもナチス支持者が増加し、次回総選挙では多数の当選者が出ることが予測されていた。この危機に対してフランツ・ヨーゼフ2世は君主大権によって総選挙を無期延期とし、ナチスの勢力拡大を防いだ。この時総選挙が延期されずに実施されていたならば、リヒテンシュタイン公国はナチス・ドイツへの併合あるいは枢軸陣営での参戦などという事態となり、第二次世界大戦の惨禍をまともに受けていたと考えられている。リヒテンシュタイン家ではこの間の経緯について「君主大権の行使により国難を未然に回避した」と自負しており、君主大権を保持し続けることの正当性としている。


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