私たちは、最上の傀儡を手に入れ
愛でることが出来るのだ…
概要
カーリアの王家の魔術教授、現在は魔女ラニに仕えている3人の臣下の1人。リエーニエに自身の魔術師塔をもっており、カーリア魔術と雪魔女の魔術を学ぶことができる。
星の運行が描かれた鮮やかな青の装束を纏った、ごく普通のカーリア魔術教授といった姿をしている。
初対面の時点で主人公に対して冷淡に振る舞い、話せば話すほど高慢な態度が目立ち、周りを見下す態度を絶やさない。ラニに敬意を払っているブライヴやイジーとの態度の差も目立つ。ブライヴに至っては駄犬呼ばわりしている。
人物
カーリアの魔術教授を名乗っているが、熱心に研究しているのは傀儡にまつわるものばかりで、かつてその道の弟子がいたこともある。
傀儡に対して度々「愛でる」という用語を使い、傀儡やその研究に深くのめり込んでおり、果ては『デミゴッド』までもを操ろうと画策する。
少なくとも『破砕戦争』の頃から他人を傀儡にする薬の研究をしており、円卓にいるギデオンとは旧友だったが、そんな彼の友だったドローレスを傀儡にしたことで決別している。ギデオンはセルブスの傀儡行為を「悪い癖」と語っていた。
以降も傀儡の研究を止めることはなく、そんな中でレアルカリア学院を追放された魔術師セレンの世話をしたことがあり、魔術師塔に近い廃墟の隠された地下室に招き入れていた。現在は離別しているがセレンにとっては不快な経験だったようだ。
ストーリー
ラニに仕えることとなった主人公は、永遠の都ノクローンの秘宝を探して欲しいとの彼女の頼み事のため、臣下の3人と組むこととなる。
彼女のためにブライヴとイジーは行動を開始するが、そんな中、セルブスは自身の魔術師塔に訪れた主人公に青黒く濁った不気味な精薬の小瓶を渡し「これをネフェリという女に飲ませるのだ」と、別件で使いを頼む。一応ノクローンの秘密について助力はするものの、使いの件ばかりを気にしていた。
使いの件が済むと、主人公に「飲ませたなら、すでに共犯だ」と言い放って自身の持つ傀儡を提供、そしてデミゴッドですら虜にする精薬を作るための素材の調達を依頼する。
薬が完成すると、主人公を使ってラニに薬を飲ませて傀儡にしようと企むが、既にラニには全て筒抜けであり、因果応報の報いを受ける結果となった。
召使いピディ
セルブスのいる魔術師塔近くの倉庫で、彼の気味の悪い傀儡を管理していると語る、カーリア家の召使い。
主人公を「あなた様」と呼び、自身を強く卑下する態度と口調で話す。
セルブスとの詳しい関係は不明だが、初対面で主人公にうっかり「きみ」と言ったり、彼と同じく琥珀の星光の素材を探していたりと、かなり深い関わりがあるようだ。しかしセルブスはピディの件には触れないどころか、弟子も久しくいないと語っている。
最終的にラニから報いを受けるセルブスだが、妙なことに彼は今まで傀儡の薬で操られていたかのように動かなくなっており、時を同じくしてピディが何故か暴走した傀儡によって殺されていた。死の間際にピディは傀儡に言い残す「あんなに愛してあげたのに…」。