概要
第50話『貯めるぞい!のろいの貯金箱』にて、デデデがナイトメア社に特注品として注文したデデデにそっくりの外見をした人形 兼 貯金箱。
起き上がり小法師のように、平らな所に置くとゆらゆらと揺れるようになっていて、目の部分は白目、口のところがお金を入れる穴になっている。
この人形を村に配った当初は、「詐欺っぽい」「不気味」「気持ち悪い」などと散々言われ、ブンには、「こんなもん捨てっちまえ!」とゴミ箱に投げられそうになる始末(パームだけは、見ようによってはかわいいじゃないかと言うが、その直後メームにあなた気は確か?と言われている)。
ちなみに、デデデ本人は人形を超かわいいと言っている。
人形を配った目的
デデデの企みとしては、
- この人形を使い、夜中人々が寝ている間に「デデデは偉~い…デデデはすご~い…」と唱え、デデデに対して尊敬の念を抱くように呪う。
- それと並行して、デデデ人形にお金を入れるようにも唱え、呪いをかける。
- 貯金箱をいっぱいにさせたところで、人々にデデデ銀行にお金を預けさせる。
一言で言ってしまえば、お金を集めることが目的だったのだろう。
風刺アニメという観点で見れば、大衆への洗脳や銀行関連の本質に触れたものでもある。
人形の機能
最終的な機能の結論をいうと、人形とデデデはシンクロしている。
デデデが人形を使い村の人たちをボコボコに呪った時、巻き添えをくらったエスカルゴンが(頭にきて)デデデ人形の頭を殴った際、デデデにも痛みが伝達(人形を蹴ればデデデも蹴られたようになり、人形を投げればデデデも吹っ飛ぶ)。
シンクロしていると分かった途端、デデデとエスカルゴンは村に配った人形をひとつ残らずひったくるように回収していった(その出来事と同時に呪いも解け、デデデ銀行は倒産)。
余談
回収しきれず一つだけ残ったデデデ人形がカービィに吸い込まれるシーンが最後にあるが、吸い込まれたデデデは宇宙空間のような場所に飛ばされ、そこで人形は泡のようなものに包まれているという意味深なシーンがある。
この後、デデデはどうなったのか…。
また、本作に登場する前に『デデデでプププなものがたり』の12巻にて似たようなエピソードがある。