概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC4巻収録「のろいのカメラ」。
このカメラで人間を撮影すると、その人間のミニチュア人形がカメラから出てくる。
撮影された人間は、人形から触覚、温度覚、嗅覚などを感じることになり、例えば、人形を殴れば痛みが、冷蔵庫に入れれば寒さが、線香の近くに置けばそのにおいが、本人に伝わってしまう。
一方、視覚や聴覚については反映されないため、自分の人形の扱いを、撮影された本人が把握することは容易ではない。また感覚の連動以外では、人形に水をかけると、本人からも水が出てしまうという効果もある。
撮影した際には、雷に打たれたかのような感覚にカメラの使用者(撮影された人間ではない)が陥る。
ドラえもんは道具の説明の際にのび太の人形を出し、そして腕を触るとかいった事をすればいいものを腕や胸を針で突いたり、頭を殴りまくるといった非道を働いた。
TVアニメ版第2作2期では最後、自身の人形を窓際に放置したせいで通りすがりの猫に引っかかれてしまい、画面がダークな色合いになって人を呪わば穴ふたつとテキストが大きく表示されるホラーな終わり方だった。
関連タグ
きせかえカメラ:同じくカメラ系のひみつ道具
ヨドバ氏 : 同作者の短編作品に登場するセールスマン。彼が扱うカメラの中に、これに良く似た「丑の刻禍冥羅」というものがある。
ただし結局返品された後、最終的には「やはりね…… こんなもの売っちゃいけないね」と壊された上でゴミ捨て場に捨てられてしまった。