ミメシス(装甲娘戦機)
そうこうむすめせんきのみめしす
概要
「ミメシス」とは、ゲーム「装甲娘(旧版)」と、それを原作としたアニメ「装甲娘戦機」に登場する金属生命体。
これを倒せる唯一の存在が、LBXの力を宿した少女たち、「装甲娘」である。
本ページでは、アニメ「装甲娘戦機」に登場する敵性生命体について解説する。
装甲娘戦機におけるミメシス
特徴
多元世界を越えて存在し、また増殖を続けており、人類は滅亡の淵に追い込まれている。
また、月には「ミメシス母艦」が存在している。
ミメシスは、多元世界を越えて活動しているため、その時空を越える際に、「時空震」と呼ばれる現象を起こす。「第二次時空震」阻止作戦時の襲来では、防衛隊や装甲娘、自警団に大きな損害を与え、東京からの撤退に追い込んだ。
形態は1つではなく、様々なタイプが存在する(下記、『主な形態』を参照)。
ただし、共通する特徴(もとい弱点)はあり、それが「コアクリスタル(以下「コア」)」と呼ばれる、「ミメシス」の生命活動の源である。これを奪えば、「ミメシス」を倒すことが出来る。
そして、インフラを支えるものとして、様々なものに活用されているが、「ミメシス」は、「コア」で互いの存在を認識しているため、(埋蔵の形も含めて)それを側に置いたり、使用することは「ミメシス」襲撃のリスクを抱えるということでもある。このため、万が一、襲撃された際は、「ミメシス」のコアを動力源とする、発電所を停止させるなどして、やり過ごすなどの方法が採られている。
だが一方で、それは「コア」のない場所には「ミメシス」は来ないということでもある。実際、前述の四国地方のように「コア」が埋蔵されていないところには、ミメシスからの侵略がなく、実際、侵略された記録もないらしい。そのため四国地方は、(防衛隊は一応の警戒は呼び掛けているが)ほとんど平和そのものである。
そうした意味で、この世界は「ミメシス」から恩恵を受ける一方で、その危険にも晒された社会であると言える。
「コアクリスタル」の詳細については、「装甲娘戦機『作中用語』-コアクリスタル」の項を参照のこと。
通常、「ミメシス」には感情はないとされている。
「ミメシス」は制空権も掌握しており、空中輸送を困難なものとしている。
主な種類
ミメシス母艦
ミメシスの中でも最も質量が大きいもの。月面にも存在するが、「第二次時空震」時に襲来したものとは別と思われる。
軍団タイプ
名前通り、集団戦タイプのミメシス。複数の足を持ち、虫のような形をしている。動きが早く、かなりすばしっこく、戦闘時には、軍団の前方で戦う。
誘導ミメシス
巻き貝のような姿と、人間の女性のような姿が組み合わさったような姿をしたミメシス。陽動を専門とした個体と見られる。
スパイダー
蜘蛛のような形をしていることから名付けられた個体。「富士共同団」の基地を襲い、サヤカを戦死させたのは、この個体である。
弱点は3つあり、1つは関節部、2つは視覚器官だが、ミメシスの中で最も表面硬度が高い個体のため、少なくとも前者は正面からは狙えず、弱点としては補完されている。確実な弱点はミサイル射出口である。この個体は、このミサイル射出口を使い、攻撃するが、逆にそこを攻撃されると、ミサイルが誘爆され、自壊に追い込まれる。
襲撃した際、後方にいたことから、軍団の中心的役割を担っていると思われる。
アンモナイト
誘導ミメシスの派生体と思しき、強力なジャミング能力を持った大型ミメシスでキョウカの仇敵。
かつて神奈川方面に壊滅的な被害をもたらした。
カニバル
アンモナイトとその他2体のミメシスが共食いを行った結果誕生した融合ミメシス。
関門海峡に鎮座しており、この個体の存在故に九州は陸の孤島と化していた。
チムニー
コアクリスタルを狙うのではなく、破壊活動を目的として行動する特異な生態を持つ弩級ミメシス。
かつて北九州を壊滅させた個体で、その破壊衝動は周囲のミメシスを無差別に同調させるほど。
全身の煙突状器官から亜硫酸ガスを噴射して飛行・攻撃を行う。
キメラ
時空震の度に出現し、周囲を灰塵と帰す最強のミメシス、圧倒的な火力を持つ。
最終決戦にて登場した際に、「ドック」の効果を受けて弱体化したところに、リコのアタックファンクションを零距離で受けて撃破された。