アンハングエラ
あんはんぐえら
白亜紀前期のブラジルに棲息していた翼竜の一種。 アンハングェラとも。
特徴
翼の差し渡しが4mにも及ぶ中型の翼竜。アンハングェラとは「年老いた悪魔」という意味である。因みに名前の元になった精霊アニャンガというのは、悪魔と言うより女性や子供を守護する存在であり、白い鹿の様な姿をしているそうである(学名の「年老いた悪魔」というのはトゥピ族の人達がスペイン人征服者に付けたあだ名らしい)。アンハングェラは様々な翼竜の中でも、とりわけ有名なものである。彼らは海辺の崖の上に生息し、ハサミアジサシの如く水面すれすれに飛行しながら魚を銜えとって(トロール漁法)いたと考えられている。上下の顎の先端には水切りをよくするためと思われる骨の鶏冠があった。地上にいるときは翼をたたんで手をつき、四本足で歩いた。