概要
殺虫剤を中心とした生活用品を手掛けるメーカー。ラインナップに関しては自前で用意したものがほとんどではあるが、オーラルケアに関してはイギリスの製薬メーカーであるグラクソ・スミスクラインとの業務提携によって販売を任されているものがほとんど。
また、かつてはアースタムなる軟膏(医薬品)の製造・販売も行っていた。
傘下企業としては、株式会社バスクリンと、経営破綻した白元の事業を引き継ぐために設立した白元アースが存在する。
歴史
1892年に大阪市で創業した木村化学をルーツとする。1910年に兵庫県赤穂市に工場を設置した。なお、この赤穂工場は設備の改修や建物の改築などを重ねつつ、今なお操業している。
1925年に株式会社木村製薬所に改組、1929年に発売を開始したスプレー式殺虫剤「アース」がロングセラーとなった事からか、1964年に現在のアース製薬と名前を改めている。
しかし、「アース」以外のヒット商品を出せず、1969年に経営破綻してしまった。
そこに救いの手をさしのべたのが大塚製薬であった。以後、大塚製薬の支援の元経営再建を行った。そのさなかにヒットしたのが、かのごきぶりホイホイだったりする。
経営破綻という苦汁をなめた経験から、先述の通りやはり経営破綻した白元の事業を引き継ぐために2014年8月に白元アースという会社を設立、9月から事業展開を行っている。
また、この事と前後するが2012年2月には漢方薬メーカーのツムラから独立した入浴剤メーカーの株式会社バスクリンを傘下に収めている。