バスロマン
ばすろまん
バスクリンと同様、蓋を計量カップ代わりにしてお風呂に入れる。
元々缶の容器に入っていたが、2018年より薬泉など一部を除いてバスクリンと同じ紙の容器に変わった。
ブランドが誕生したのは1964年。当時は業界圧倒的首位だった津村順天堂のバスクリンに比べると、知名度で大きく劣る二流ブランドだった。
だが、その知名度とブランド力を飛躍的に上げたのが、1996年から放送されたグラビアアイドル・女優の細川ふみえが「レッツ、バスロマン!」とバスタブでクラシックの替え歌(※1)を歌ってハネて踊るCMである。そのCM起用は約10年にも及び、のべ10シリーズ以上が製作されたことで本品のヒットに貢献。細川やバックダンサー(主に子役)が入浴するバスタブはレールの上を滑るなどの仕組みで移動する。CMによっては人魚になっていたりするなどのアレンジも。
同時に既に巨乳タレントとして一定の人気を得ていた細川自身の知名度も大きく向上、CMで見せた美脚にも注目が集まり、幼児層から「脚のキレイなお姉ちゃん」「ふーみんがCMに出てた」などと称されるようになる。
後にこの時のことを本人は「朝から晩までずっとお湯に浸かったまま。手がかなりふやけた」と語っており、バラエティ番組では第1作での「身体に巻いていたバスタオルが落ちるシーン」が語り草となっている。
その後CMキャラクターは藤原紀香(※2)、生田斗真を経て2021年、アース側からのサプライズで、最大の立役者である細川ふみえが15年ぶりにCMに呼ばれ巷の話題となった(だが、本人があの歌をもう一度歌おうとすると、周りのEDM調のダンスを踊る、次世代の少年少女のテンポについていけず、あっけに取られるというものであった)。また、アース公式によって、そのときのインタビュー動画がYouTubeにアップされている。
ちなみに今はバスクリンもアースの子会社となっているため、同じ静岡県の工場で製造されている。
(※1)原曲は主に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章」「天国と地獄」「オクラホマミキサー」etc
(※2)バスクリンのCMにも出演していた
定番のパッケージに鬼滅の刃のキャラを載せたものの他、限定品の藤の香り(パッケージは胡蝶しのぶ)を発売した。
非売品の懸賞用の「BIGバスロマン」(鬼滅の刃コラボのバスロマンを詰めた大きな缶)も存在していた。
偶然ではあるが、同年出たクラシエの旅の宿の贅沢アソートにも藤の香りが入っていた。
ぷっちょとコラボしたこともあり、完熟ぶどうの香り、しゅわしゅわソーダの香りを発売した。
- 薬泉バスロマンほぐし浴(乳青色)…青の缶。肩こりや腰痛に効く。
- 薬泉バスロマンあたため浴(乳白色)…赤の缶。ポカポカ温まる。
- 薬泉バスロマン黄金湯…橙色の缶。荒れ性やあかぎれに効く。新世紀エヴァンゲリオンのL.C.Lに似ている。
※緑色の缶(乳緑色)は廃盤。
- バスロマンプレミアム 温浴…金色の缶。ホットハーブの香り。温感系入浴剤。新世紀エヴァンゲリオンのL.C.Lに…(略)
- バスロマンプレミアム スキンケア…銀色の缶。バニラフローラルの香り。スキンケア系入浴剤で売り上げナンバー1を記録したこともある、甘くてセクシーでエレガントな香り。
- バスロマンプレミアム ナチュラルスキンケア…紫色の缶、バイオレットフローラルの香り(廃盤)