概要
入浴する際に、湯をためた浴槽に入れる物質で、粉末、液体、固形、カプセルなど、形状は様々。大きく分けて、「天然の植物や漢方薬」、「温泉成分を取り出したもの」、「無機塩類化合物」の3種類存在し、これらを組み合わせた入浴剤も存在する。
日本においては、法令上化粧品(浴用化粧料)、医薬部外品、医薬品のいずれかとして扱われている。市販される製品の多くは医薬部外品に該当するが、近年販売が好調になっているバスミルク、バスソルトは浴用化粧料に属する。
15年ほど前はシャワーを使う人が増えて入浴剤は右肩下がりとなり、ツムラがバスクリン事業を切り離したりするなどしたが、コロナ禍がきっかけで入浴習慣が見直され、それにしたがい入浴剤市場も活性化している。また、昨今では固形炭酸入浴剤が人気となっており、バブを率いる花王が業界トップ、バスクリンはきき湯シリーズが人気を博し、アースは温泡、白元アースはいい湯旅立ちを安定軌道に乗せた。
色や香りを付けたものが多く、夏はスースーしたクール系やさっぱり系、冬はポカポカしたにごり湯、薬湯、ヒート系が受ける。夏は紫外線や汗疹で肌を痛めやすく、冬は乾燥しやすい為、スキンケア系は年中重宝されている(稀に、普通の入浴剤が肌に合わない人がいるのも関係している)。
一部のものは、追い炊き機能付きお風呂では使えなかったりするので注意。
消費期限はないが、未開封で三年以内が効果的とされている(化粧品と一緒)。
pixiv利用者的にも使い道が多い。
- 急いでる時でもお風呂に入るのを習慣にして、清潔にしよう。
- 好きなキャラクター、異世界のイメージの色や香りの入浴剤を買う。
- 入浴剤を入れたお風呂に浸かって、修羅場の疲れを取る。
- 入浴剤を入れたお風呂に浸かって、創作のネタを考える。
- 入浴剤を入れたお風呂に浸かって、本をビニール袋に入れて、読書したり、勉強したり、お風呂用のテレビを見たり。
- 入浴剤を入れたお風呂に浸かって、好きなキャラクターのお風呂ポスターを眺める。
- キャラクターが入浴剤を入れたお風呂に入った、ちょっとエロい絵を描く。
- 入浴剤を入れたお風呂に浸かって童心に帰る。純真な気持ちに戻る。
- 香りや効能を温泉に似せた入浴剤を使って、温泉旅行気分を味わっちゃおう。
ゆず、森、ラベンダー、ヒノキ、ローズ、ジャスミン辺りの香りは、はどのブランドでも定番。夏用のクール系だとミント、シトラス系がポピュラーである。レッツ・バスロマン!
主な入浴剤(有名なもののみ記載)
粉末状(ボトルと個包装のアソートがある)
温泉風
タブレット
液状
- バブメディキュア(花王)
- ツムラのくすり湯(ツムラ) ※(株)バスクリンではない
バスミルク
バスソルト
- アーユルタイム((株)バスクリン)
- クナイプ(リファレンス)
- 汗だしJUWA(白元アース)
- 爆汗湯(バイソン。牛乳石鹸の関連会社) ※粉末状とバスソルトの混合タイプ
- 湯めぐりシリーズ(アース) ※バスソルトが主成分の温泉気分入浴剤
余談
アニメでは、入浴剤を入れた湯は緑色で塗られていることが多い。これは、おそらくバスクリンやバブの湯色で一番緑色が人気というソースがある為である。
関連タグ
さら湯/更湯…お湯のすっぴん状態。無香料、無着色の入浴剤は、さら湯好きにもお勧め。
スーパー銭湯…「日替わり風呂」に業務用の入浴剤の他、バスクリンの限定品などのマニアックな入浴剤を使うこともある。