概要
白元アース(旧・白元)が発売している入浴剤。分包タイプと錠剤タイプ、ボトルタイプがある。それぞれ10種類の全30ラインナップ。
もともとはキング化学という中堅入浴剤メーカーの商品で、そこが旧・白元と資本提携していた。そして旧・白元がそこを吸収合併し冬場の商材として入浴剤部門を強化、そしてアース製薬が倒産した同社を救済し、同社の子会社となって白元アースに改組、そこから入浴剤事業をテコ入れ、バスキングをHERSバスラボに入れ替えるとともに、この商品もゆるかわ風の女性と猫がパッケージに描かれるようになり、より種類が豊富になった。後に口コミなどもあって人気商品となり、続々とラインナップが追加されている。
以前は炭酸入浴剤は保湿成分にヒアルロン酸を配合していたが、ヒアルロン酸は保湿力は高い一方で保温効果が弱めだったので、現在は粉末、固形ともトウキ、チンピなどの生薬成分を使用している(ラインナップによって使用している生薬が違うので、よく見てみよう)。ボトル入り、夏向けのクール商品にはヒアルロン酸を配合しているものもある。
逆にスキンケアを売りとして春夏が主力のHERSバスラボには全商品にヒアルロン酸を配合するようになった(W保湿の方はホホバ油も)。
2020年からはアニメーションを用いたCMまで作られている(ナレーションは蒼井こころという舞台俳優。ちなみにあの切り絵風のイラストを描いている人も、けっこう有名な人である)。
のんびり、まったり、癒される♪
なんと言ってもコスパがいい。
バスクリン日本の名湯やクラシエ旅の宿のような温泉成分を入れた薬用入浴剤で、そこに著名な温泉地の名前を借用した、いわゆる温泉気分入浴剤(実はこうやった方がご当地で売りやすいメリットがある)。現地の温泉を意識したものではないが、それらしい気分だけなら十分味わえる。
にごり湯のものはにごりが弱めだが(そこが好きな人もいるとか)、物足りない人の為に濃厚にごりシリーズも出ている。湯上がりがサラッサラになるほど保湿力の高さには定評があり、血行促進効果もあるので保温効果もかなり持続する。夏用の冷涼シリーズも発売されている。
なお、白元は、バブ擁する花王に次ぐ炭酸成分入り固形入浴剤メーカーだった。そこに温泉気分入浴剤のコンセプトに加え、ラインナップをにごり湯に絞った(というより、保湿成分にヒアルロン酸を配合したら湯が濁ってしまったが、逆にそれをにごり湯というコンセプトとして開発を進めていった)ことで他競合商品との棲み分けに成功し、至るドラッグストアやホームセンターで見られる、また冬場はCMがオンエアされるほどの人気商品となっている。なお、親会社のアースも温泡を発売しているが、よく見ると成分が白元アースのものと同じであり、もともとはいい湯旅立ちと同じ白元アースの工場で製造していた(ちなみにバスクリンもアースの子会社であり、業界2位、3位、4位がアースグループとなっている)。
湯ざわりと香りが最高で、パッケージの切り絵タッチがとてもかわいい。
この入浴剤のパッケージのパロディイラストに流行って欲しいかも?
関連タグ
HERSバスラボ…同じく白元アースの入浴剤。